■MLB カブス 14ー2 マーリンズ(日本時間25日 フロリダ州マイアミ、ローンデポ・パーク)

カブス・今永昇太(30)が敵地でのマーリンズ戦に先発し、7回99球を投げ、4安打2失点の好投。MLB1年目の投手で日本人9人目となる2桁10勝目を挙げた。

「3番・ライト」で出場した鈴木誠也(30)が2打席連続の本塁打を放つなど、4打点の活躍で今永を強力援護。チームは3連勝で65勝65敗と勝率を5割に戻した。

今永は今季24度目の先発で23年WBC決勝の舞台となったローンデポ・パークでの登板に。その決勝でも先発した今永は、世界一となった思い出の地で節目の10勝目をつかんだ。

8月7日のツインズ戦で9勝目を挙げると、13日のガーディアンズ戦は勝ち負けつかず。19日のブルージェイズ戦では、5回1失点も3敗目を喫し、2戦連続で10勝目はお預けとなっていた。

この日の立ち上がりは3者凡退で切り抜けると、2回も味方の好守備もあり3人斬り。3回も下位打線に対し3人で打ち取った。ここまでパーフェクト投球も4回は、先頭のC.ナービに3号ソロ、さらに5回にはD.ヘンズリーに1号ソロを浴びて2失点。だがその後はランナーを背負うも落ち着いた投球で6回、7回を無失点で刻み、マウンドを降りた。

打線は鈴木が初回に17号ソロで先制すると、2回は2死満塁としたが無得点。だが3回無死一塁で鈴木が完璧に捉えた打球は再びレフトスタンドに突き刺さり、2打席連続の18号2ランで3-0。

5回にはP.C.アームストロングの2ランなどで一挙4点。さらに7回には鈴木のタイムリー3ベースを含む3者連続タイムリーで10-2。8回にもアームストロングのタイムリーなどで2点。9回にはP.ウィズダムの2ランで14-2と突き放し、カブスが大勝を収めた。

【日本人投手MLB1年目・2桁勝利】
野茂英雄(95年、ドジャース)13勝6敗
石井一久(02年、ドジャース)14勝10敗
松坂大輔(07年、レッドソックス)15勝12敗
高橋尚成(10年、メッツ)10勝6敗
ダルビッシュ有(12年、レンジャーズ)16勝9敗
田中将大(14年、ヤンキース)13勝5敗
前田健太(16年、ドジャース)16勝11敗
千賀滉大(23年、メッツ)12勝7敗
今永昇太(24年、カブス)10勝3敗(8月25日現在)

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