■MLB ナショナルズ 1ー4 ドジャース(日本時間24日、ワシントンDC、ナショナルズ・パーク)

ドジャース・大谷翔平(29)が24日(日本時間)、敵地でのナショナルズ戦に「2番・DH」で先発出場。4打数1安打(1本塁打)1四球、1打点で打率は.364。9回の第5打席に2試合連続となる6号ホームランを放った。連続試合安打も8に伸ばした。

西海岸のロサンゼルスから東海岸のワシントンDCへアメリカ大陸を横断、時差3時間、約3600キロを移動してきた。敵地での9連戦、最初の試合で「2番・DH」でスタメン出場した大谷。ナショナルズ先発、左腕のP.コービン(34)とは今季2度目の対戦。前回17日(同)は4打数1安打、4打席ともシンカーを打っていた。

1回の第1打席、カウント2-2から内角の速いボールを3球連続でファール、目線を内角に付けられると最後は外角低めのスライダー、大谷も反応したがバットが真っ二つに折れて力ないセカンドゴロに倒れた。

メジャー7年目で初めてナショナルズ・パークでのプレーとなり、大谷はベンチで座る位置が定まらず落ち着かない表情を見せていた。

3回、1死一塁での第2打席、カウント2-2から内角高め93マイル(150キロ)のシンカーに詰まらされセンターライナー。外角への変化球、内角への速い球に翻弄された。

0対1とリードされた5回、2死二塁の得点圏で迎えた第3打席、カウント2-0から内角低め91マイル(146キロ)のシンカーを狙い打ったが、ボールの下を叩いてしまい、高く上がったセンターフライ。走者を帰すことも出来なかった。

1対1で迎えた7回、2死走者なしで第4打席、ナショナルズ3人目J.ウィームズ(31)は長打を警戒して外角攻め、ストレートの四球で出塁。3番・F.フリーマン(34)のヒットで3塁まで進んだが、4番・W.スミス(29)がライトフライに倒れ、得点が奪えなかった。それでも8回、1死二塁で代打・J.アウトマン(26)がライト線へ勝ち越しのタイムリーツーベース。この回2点を勝ち越した。

そして9回、先頭打者で迎えた大谷の第5打席、カウント1-0から85マイル(137キロ)のスプリットを完璧にとらえ、打った瞬間に打球を見つめる“確信歩き”を見せた大谷。飛距離137m、打球速度191キロ、角度25度、今季最長、今季最速の完璧なアーチを描いた。

ナショナルズ戦ではメジャー7年目で初アーチとなり、これでメジャー30球団中26球団から本塁打を放った。全球団からのホームランは残りマーリンズ、フィリーズ、カージナルス、そして、昨季まで在籍していたエンゼルスとなった。さらにアメリカの首都・ワシントンDCにある敵地・ナショナルズ・パークでも初アーチとなり、24球場制覇となった。

大谷は4打数1安打(1本塁打)1四球、1打点で打率は.364。連続試合安打も8に伸ばした。チームも4月10以来の連勝、4カードぶりに3連戦の初戦に勝利した。

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