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【ブンデスリーガ】フライブルク 3−1 シュトゥットガルト(日本時間8月24日/ヨーロッパ・パルク・シュタディオン)

 日本人DFのチェイス・アンリ(20歳)が、念願のブンデスリーガ・デビュー戦でいきなり大きな見せ場を作った。逆サイドからのクロスをボックス手前で足下に収めると右足を一閃。スタンドに集まったサポーターも思わず声を上げる弾丸ミドルを放った。

【映像】チェイス・アンリ、スタジアム騒然の強烈ミドル

 65分にピッチへと入ったチェイス・アンリは、3バックの右CBとしてブンデスリーガ・デビューとは思えない落着きですぐに最終ラインに安定をもたらした。相手のサイドチェンジのカットなど守備での貢献に加えて、試合終盤には攻撃面でも違いを作り出している。

 シュトゥットガルトが1-3と追いかける展開で迎えた88分、左サイドの深い位置に進入したDFマクシミリアン・ミッテルシュテットがタッチライン際から直線的なクロスを折り返した。

 クロスがフライブルクの選手に軽く当たると、ボールはボックス近辺まで上がっていたチェイス・アンリの目の前にこぼれてくる。日本人DFは右足トラップでシュートを振り抜きやすい場所にコントロールすると、そのまま右足を一閃。低弾道の弾丸ミドルが勢いをもって相手ゴールに襲い掛かった。

 相手GKも必死に手を伸ばす中、惜しくもボールはゴールの枠を逸れてしまったが、スタジアムに集まったサポーターも思わず声を上げる見せ場を作り出した。

 惜しくもデビュー戦ゴールとはならなかったが、ABEMA視聴者からは「惜しい!」「良いシュート持ってるやん」「めっちゃいいな」「決めてたらスーパー」「決めて欲しかった」「良いデビュー戦だね」などの声が出るなど、20歳の新星DFは小さくないインパクトを放った。

 試合後、ABEMA独占フラッシュインタビューに登場したチェイス・アンリは、このシュートの場面についてもコメント。「(ミッテルシュテットからのクロス)ボールがこっちにこぼれそうだと思って、絶対に(シュートを)打ってやろうと思いましたね。あと“ちょい”でしたね。本当に“ちょい”でした」と、狙い通りのプレーだったと明かし、わずかに決まらなかったことについては悔しさを滲ませていた。

 ついにブンデスリーガ・デビューを飾ったチェイス・アンリ。この試合で決勝ゴールを挙げたフライブルクのMF堂安律も、「あの年齢でブンデスリーガ・デビューするのは、(周囲の)信頼がないとできないことだと思います。一度、代表合宿で一緒にプレーしたことがありますけど、すごく良い子なので、これから伸びるのが楽しみですね」と期待を寄せ、本人も本人も「トップチームで試合に出て終わりではなく、スタメンを狙っていきたい」と意気込んだ。新シーズンの活躍に期待したい。

(ABEMA/ブンデスリーガ)

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