パリパラリンピックが開幕し、開会式が行われた。聖火ランナーには俳優、ジャッキー・チェン氏の姿も見られ、式にはフランスのマクロン大統領も参列した。

パラリンピックならではとも言える、車いすを使ったダンスや、白杖を使ったパフォーマンスが披露され、過去最多となる168の国と地域(難民選手団含む)の選手が、会場のコンコルド広場に登場。

海外大会最多となる175人が参加した日本選手団は168チーム中76番目に入場。選手たちは笑顔で手にした国旗を振っていた。今年の全仏オープン(車いすテニス・男子シングルス)で2連覇を達成し、金メダルが期待される小田凱人(18)は、カメラに向かってガッツポーズをするなど、リラックスして開会式を楽しんでいる様子だった。

日本は東京大会で、13個の金メダルを含む計51個のメダルを獲得。パリ大会ではアテネで獲得した52個以上のメダルを目指す。

競技は29日から始まり、日本勢は21年東京大会でロード2冠を達成したパラサイクリング女子の杉浦佳子(53)がトラックの3000m個人パシュートに出場。パラ水泳では男子50m平泳ぎ(SB3)に前回大会銅メダルの鈴木孝幸(37)が出場する。2016年リオ、21年東京と2大会連続で銅メダルを獲得した車いすラグビー日本代表は1次リーグ初戦でドイツと対戦する。

*写真は、開会式で入場行進する日本選手団(中央は小田凱人選手)

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