サッカー日本代表です。8大会連続のワールドカップ出場を懸けたアジア最終予選が、5日に開幕します。今回、2大会連続でチームを率いる森保一監督(56)に、松木安太郎さんが話を聞きました。
■アジアの出場枠増加も“危機感”
まずはこちらが代表の27人です。中でも三笘薫選手(27)と伊東純也選手(31)の2人が復帰してきました。 松木さん「三笘選手は先日、けがあがりで見事なゴールを決めました」
そしてアジアカップを途中離脱した伊東選手も代表に帰ってきました。
日本はオーストラリア、サウジアラビアなどの強豪ひしめくグループC、上位2チームに入ればワールドカップ出場が決まり3位と4位はプレーオフに進みます。
そして今回アジアの出場枠が前回大会の4.5枠から8枠+プレーオフ1枠と増加しました。しかし、森保監督は出場枠が増えたにもかかわらず危機感を抱いていました。
森保監督「出場国枠が広がったことで、強化を進めてきた国が非常に増えていることを感じてます。戦いとしてはより厳しくなっていると思います」
厳しくなるというのはどういうことでしょうか?
松木さん「グループ4位までがチャンスがあるということで、最後まで試合を諦めないチームが増えるということ。あとは出場枠が増えましたから、今までワールドカップに出られない国が相当強化している、日本がそのターゲットになっているということでかなり厳しい戦いになると思います」
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■チーム一丸となって打倒“日本キラー”■チーム一丸となって打倒“日本キラー”
日本の大事な初戦の相手は中国。率いるのは今年2月に就任したイバンコビッチ監督で、日本キラーと呼ばれています。これまで異なる代表チーム(98年クロアチア代表コーチ、05年イラン代表監督、21年オマーン代表監督)で日本に3度勝利しています。前回の最終予選初戦のオマーン戦では監督として日本に勝ちました。
松木さん「日本に対して3勝している監督は、そうはいないんじゃないかと」 森保監督
「そうですね、聞きたくないデータ…」 松木さん
「そのイバンコビッチ監督率いる中国に勝つためのポイントは?」 森保監督
「自分たちが焦らないことだと思います。前回カタールW杯のアジア最終予選の初戦オマーン。焦って相手に時間とスペースを与えてしまうということをやってしまった。その同じ轍を踏まないようにメンタルの部分も準備して試合に臨みたい」 松木さん
「森保監督はチーム作りを大事にされているイメージですが」 森保監督
「試合中も理想通りいかなかったりとか苦しい流れもたくさんあると思うので、その時にチームが一丸となって戦えるか」
森保監督が言う“チーム一丸”それは選手たちだけではありません。
前回の最終予選、開幕から3戦で2敗し当時のデータで予選突破確率は0%と言われた日本。
迎えた第4戦。逆境の中オーストラリアに勝利しました。
試合後スタンドから聞こえてきたのが、サポーターからの「がんばってください」という声です。
森保監督(試合後)「みなさんの応援があって勇気を持って選手たちが戦ってくれました。これからまだまだ厳しい戦いが続きますけど、皆で一つひとつ勝ってワールドカップ一緒にいきましょう」
チームとサポーターそして日本中が一丸となってつかんだワールドカップの切符。
8大会連続出場に向かって再び日本が一つになります。
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■「日常の活力になれるようにしたい」■「日常の活力になれるようにしたい」
松木さん「応援している方々へ対する声かけがすごく印象的なんですけど」 森保監督
「一丸となってタフに最後まで戦いぬく姿勢を見ていただいて、勝利で喜んでいただけるのは考えていかないといけない。日常で大変な思いをしながら頑張っているみなさんが、俺も私も明日から頑張ろうって思ってもらえるような、日常の活力になれるようにしたいなと思っています。まだしゃべってもいいですか?」 松木さん
「バンバン言っちゃってください」 森保監督
「これ話し出すと止まらなくなる」 松木さん
「酒でも持ってきますよ(笑)」 森保監督
「もう本当に」
サッカーFIFAワールドカップ2026アジア最終予選、開幕戦は5日、ホームで中国を迎えうちます。
(9月1日放送「サンデーLIVE!!」より)
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