2026年にアメリカ、カナダ、メキシコの共催で行われるワールドカップ出場をかけたアジア最終予選で、日本は9月5日の埼玉スタジアムでの初戦で中国と、10日にアウェーでバーレーンと対戦します。

2日に千葉市の施設で日本代表の合宿が始まり、メンバー27人のうち、すでに合流した16人が参加しました。

ヨーロッパから帰国したばかりの三笘薫選手や、1日にJ1の試合に出場した初招集の19歳、高井幸大選手など多くは室内で調整しました。

そんな中、グラウンドで元気な動きをみせたのが、指導者として代表に戻ってきた長谷部コーチ。

ボールまわしでは、かつての盟友でチーム最年長、37歳の長友佑都選手とともに、20代の選手たちを鼓舞するように声を張り上げていました。

長友選手は「自分自身、5回目の最終予選になるが、1回目と変わらず気合いが入っている。アジア最終予選の厳しさと、日の丸の重みを初めて招集された選手たちに伝えていきたい。長谷部コーチは『心を整えてくれる』存在なので、非常に心強いです」と話していました。

合宿は3日から、さいたま市に場所を移して行われます。

三笘 “とくに初戦は隙のない戦い方をしたい”

腰のけがから復帰し、およそ7か月ぶりの代表となる三笘薫選手は「すごく大事な2試合なので気合いが入っている。結果だけが大事だと思うし、強豪が集まったグループなので、負けないということも大事。しっかり勝ち点をひろっていきたい」と意欲をみせました。

また、過去2回の最終予選で、日本が初戦で敗れたことを踏まえ「すべての試合が大事だが、とくに初戦は勝てるかどうかによって、チームの流れや雰囲気が変わってくる。相手を分析して隙のない戦い方をしたい」と気を引き締めていました。

高井 “身長いかした自分の特徴 見せられるよう頑張りたい”

パリオリンピックに出場し、今回が代表初招集となった19歳のディフェンダー、高井幸大選手は「オリンピックでは、自分の今の現在地が明確になった。相手が強くなり、個の能力も求められるので、1人の選手として戦えるようにやっていきたい」と話していました。

そのうえで「身長をいかしたヘディングや守備での対応が自分の特徴なので、試合を通して見せられるよう頑張りたい」と意気込んでいました。

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