パリパラリンピックは大会6日目を迎え、この日の日本は、金3個、銀1個、銅1個の計5個のメダルを獲得した。ここまで日本は13個(金2、銀5、銅6)のメダルを獲得していて、通算18個となった。

車いすラグビーでは、初めて決勝に進んだ日本がアメリカを下し悲願の金メダルを獲得した。16年のリオパラ、21年の東京パラと2大会連続銅メダルの日本は、3度目の挑戦でついにパラリンピックチャンピオンの座を掴んだ。

車いすテニスの男子シングルス3回戦に出場した小田凱人(18、東海理化)はブラジルのD.ロドリゲス(37)をストレートで下し、初のベスト8進出を決めた。女子シングルスの上地結衣(30、三井住友銀行)も、地元フランスの選手にストレートで勝利し4大会連続4度目のベスト8進出を果たした。

バドミントンでは男子シングルス(WH2・車いす)の梶原大暉(22、ダイハツ工業)が2‐0とストレートの完勝で金メダルを獲得、大会2連覇を達成した。男子シングルス(SL3・立位・足)の藤原大輔(30、ダイハツ工業)は3位決定戦で敗れ4位。女子シングルス(WH1・車いす)の里見紗李奈(26、NTT都市開発)は金メダルを獲得し大会連覇を達成した。女子シングルス(WH2・車いす)の山崎悠麻(36、NTT都市開発)は3位決定戦で敗れ4位に終わった。

陸上では円盤投(F53・車いす)の鬼谷慶子(29、関東パラ陸上競技協会)が、自身の持つ14m49の日本記録を大幅に更新する15m78をマークし、初出場で銀メダルを獲得した。男子走幅跳(T12・弱視)では、開会式で旗手を務めた石山大輝(24、順天堂大)が6m75を跳び5位入賞を果たした。

水泳では男子100m平泳ぎ(SB14・知的障がい)決勝に臨んだ東京パラ金メダリストで世界記録保持者の山口尚秀(23、四国ガス)が、1分04秒94で銅メダルを獲得。東京大会に続いての2連覇はならなかった。女子100m平泳ぎ(SB14・知的障がい)の芹澤美希香(24、東急プロパティマネジメント)は6位入賞を果たした。

*写真は車いすラグビーで金メダルに輝いた池崎大輔選手

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