■MLB エンゼルス 2ー6 ドジャース(日本時間4日、カリフォルニア州アナハイム、エンゼルスタジアム)

ドジャースの大谷翔平(30)が敵地でのエンゼルス戦に「1番・DH」で出場し、4打数1安打1打点で打率は.292。99打点目をあげて、シーズン自己最多の100打点まであと“1”に迫った。チームは延長戦を制して連勝、貯金は今季最多の「29」となった。

オープン戦でエンゼルスタジアムに凱旋した際には、オーロラビジョンにリーグMVPのVTRを流してもらい祝福を受けた大谷、昨日の試合後には「エンゼルスタジアムでプレーできるっていうことに特別な気持ちはあると思います」と慣れ親しんだ球場でのプレーを待ちわびていた。試合前にはエンゼルスが外野の電光掲示板に「Welcom Back SHOHEI OHTANI」と凱旋を歓迎したメッセージを送った。

移籍後初のエンゼルスタジアムでのプレー、エンゼルスの先発は左腕のR.デトマーズ(25)、かつてのチームメイトと初対戦となった。1回の第1打席、バッターボックスに向かう大谷をエンゼルスファンは大歓声で迎えた。大谷はキャッチャーのL.オホッピー(24)と軽くハグをして挨拶。

デトマーズの3球連続でストレートを投げ込み、大谷はカウント1-2と追い込まれた。そして、6球目、153キロのストレートでファーストゴロに倒れた。

0対1とリードされた3回、1死一塁で迎えた第2打席、カウント0-1からカーブを強振したがライトへファール。そして、6球目のカーブをしっかりとらえてライト線へタイムリースリーベース。大谷は99打点目をあげて、2021年の自己最多100打点まであと1に迫った。続く2番・M.ベッツ(31)も1球目のカーブを狙い撃ち、連続タイムリーで2対1と逆転した。

5回の第3打席、カウント3-1から外角低めのスライダーに空振り、フルカウントとなった6球目、外角高め152キロのストレートに手が出ず、見逃し三振に打ち取られた。

2対2で迎えた8回、無死一塁での第4打席、エンゼルス3人目、左腕のJ.キハーダ(28)と対戦。カウント1-2と追い込まれると4球目、外角高め153キロのストレートで空振り三振。オールストレート勝負で抑え込まれた。

2対2の同点で迎えたタイブレークとなった延長10回、M.ロハス(35)がタイムリーを放ち勝ち越すと、2死二塁で大谷の第5打席、ここでエンゼルスベンチは申告敬遠。スタジアムは大ブーイングが鳴り響いた。すると続く2番・ベッツがまたも1球目のスライダーを完璧に捉えて、レフトスタンドへ15号スリーラン。“MVPトリオ”の攻撃力がここで発揮された。

大谷は4打数1安打1打点で打率は.292。99打点目をあげて、シーズン自己最多の100打点まであと“1”に迫った。

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