混合団体で、日本は杉村英孝選手と、廣瀬隆喜選手、それに遠藤裕美選手の3人で臨み、前日の予選リーグを2連勝で突破しました。

4日の準々決勝ではブラジルと対戦し、第1エンドで1点を先制したものの、第2エンド以降はミスもあり4エンド連続で1点ずつを奪われる苦しい展開となりました。

廣瀬隆喜 選手

3点をリードされて追い込まれた日本は最終・第6エンド、廣瀬選手が力強いショットからボールを散らしてスペースを作り、続くキャプテンの杉村選手が浮かしたボールで的球を狙う鮮やかなショットで3点を挙げて、4対4に追いつきました。

杉村英孝 選手

タイブレークでも「精密機械」と言われる杉村選手のショットがさえ、的球にピタリと寄せる投球でブラジルに勝ち準決勝進出を決めました。

この種目、3大会連続のメダル獲得を目指す日本は、日本時間の5日午前0時ころから準決勝でインドネシアと対戦します。

杉村英孝「自分と仲間を信じて投げられた」

杉村英孝選手は「ボッチャの魅力の1つである『最後の1球までわからない』というだいご味が今の試合にぎゅっと詰まっていたと思う」と納得の様子で振り返りました。
第6エンドに同点に追いついた投球については「この試合、自分の調子がよくなくてチームに迷惑をかけていたが、最後の1球を決めないと敗退するので、自分と仲間を信じて投げることができた」と話しました。
そして、準決勝に向けて「またしっかり準備して観客の皆さんや日本から応援してくれている方々に最高のプレーを見せられるよう頑張りたい」と力強く意気込みました。

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