■パリパラリンピック 陸上マラソン(T12・弱視)(日本時間8日、スタート:ラ・クールヌーヴ&フィニッシュ:アンバリッド)

女子マラソン(T12・弱視)で、2021年東京大会金メダリストの道下美里(47、三井住友海上)が3時間04分23秒で4位入賞を果たした。2大会連続のメダル獲得はならなかった。

10人が出場した女子。東京大会金メダルの道下は序盤4位につける。30㎞通過時点で3位との差は1分36秒。道下はガイドランナーとともに最後まで懸命に走り、そのまま4位でゴールした。

道下は小学4年で角膜の病気を患い、中学2年生の時に右目の視力を失う。その後、25歳で左目もほとんど見えなくなった。ダイエット目的で始めたランニングの魅力にハマり、陸上競技を始めた。2016年リオパラリンピックで銀メダル。20年の防府読売マラソンでは、自身が持つ世界記録(当時)を2分近く塗り替える2時間54分13秒をマーク。21年東京大会では金メダルを獲得した。

優勝したのはモロッコの選手。道下の持つ世界記録を5分37秒更新する2時間48分36秒をマークした。

男子マラソン(T12・弱視)では東京大会銅メダルの堀越信司(36、NTT西日本)が7位、今大会5000mで4位入賞を果たした和田伸也(47、長瀬産業)は9位、2大会連続出場の熊谷豊(37、三井ダイレクト損害保険)は10位でフィニッシュした。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。