ことし6月に右肩の炎症でけが人リストに入った山本投手は、8月下旬からマイナーリーグで調整登板するなど順調にリハビリを進め、10日のカブス戦でおよそ3か月ぶりに復帰します。

ドジャースのロバーツ監督によりますと、球数は50球から60球が目安になるということで、9日は試合前にブルペンに入って変化球も交えて11球を投げ、丁寧にフォームの感覚を確かめていました。

一方、カブスはここまで12勝をあげている今永投手が先発予定です。

投球練習のあとは山本投手と今永投手、それにキャッチボールを終えた大谷翔平選手の3人が外野に集まり、リラックスした様子で談笑する場面もありました。

ドジャースはナショナルリーグ西部地区で首位に立っているものの、先発投手陣にけが人が相次いでいて、プレーオフの戦いを見据えて復帰する山本投手への期待は大きくなっています。

また、カブスは9日の試合前の時点でワイルドカードでのプレーオフ進出まで5.5ゲーム差と負けられない戦いが続いていて、両チームにとって重要な試合で2人の初めての投げ合いが実現します。

山本投手は「長く期間が空いたのですごく楽しみ。大リーグの試合で今永投手と同じ試合に登板できることがうれしく思うし、しっかり自分のピッチングができるように落ち着いてプレーしたい」と意気込みを話しました。

一方の今永投手は「日本ではなくこの場所で投げ合うということにすごく意味があると思う。お互い万全なので、いい投げ合いをしたい」とした上で、ホームラン50本、50盗塁の偉業に近づいている大谷選手に触れて「世界中のファンが注目してくれるかもしれないので、本当に大谷選手さまさまだ」と笑顔を見せていました。

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