■プロ野球 中日 4-9 ヤクルト(12日・バンテリンドーム)
ヤクルトは中日に2連勝を飾った。試合は1点ビハインドで6回表、6番・増田珠(25)に第2号ソロ本塁打を放ち4-4の同点に。迎えた7回表、2死満塁から捕逸の間に勝ち越し、そのまま終盤にかけて連打が飛び出し9ー4とリードを広げた。
前日の試合ではサンタナ(32)の13号ソロ本塁打で先制。以降も得点を重ねると9回には村上宗隆(24)に第25号ソロ本塁打が飛び出すなど12安打8得点。先発した吉村貢司郎(26)は6回1失点の好投を披露し7勝目を挙げた。
この試合の先発・サイスニード(31)は試合前まで2勝8敗、防御率4.65をマーク。前回登板となった6日の阪神戦(神宮)では5回途中5失点を喫し敗戦となった。今回の登板が今季22試合目となった。
打線は1回、中日の先発・大野雄大(35)に対し先頭の長岡秀樹(22)が右安打で出塁。2番・並木秀尊(25)が送りバントを決め自身も敵失により出塁すると無死一、二塁に。3番・サンタナは右飛も走者を進め1死一、三塁から4番・村上にセンターへの適時打、5番・オスナ(31)にレフトへの適時打が飛び出し2点を奪った。
その裏、サイスニードの立ち上がりは先頭の岡林勇希(22)に中安打を放たれるも2番・村松開人(23)を左飛、3番・福永裕基(27)を三ゴロに打ち取り一塁走者をセカンドでアウトに。2死を奪うと4番・細川成也(26)を空振り三振に仕留め無失点に切り抜けた。
2回裏、5番・石川昂弥(23)、6番。木下拓哉(32)、7番・板山祐太郎(30)に連打を浴び、無死満塁のピンチを迎えた。しかし後続を2つの空振り三振、1番・岡林の一直に抑え無失点に凌いだ。
3回表、1死走者無しから4番・村上が中安打で出塁。5番・オスナも中二塁打を放ち村上は本塁へ滑り込むもタッチアウトに。しかし2死二塁となおもチャンスで6番・増田がレフトへの適時二塁打を放ち3点目を加えた。
しかし3点リードで3回裏、この回先頭の2番・村松にセーフティバントを決められ出塁を許すと続く3番・福永に左中間への2ラン本塁打を浴び1点差に詰め寄られた。
中盤5回裏、2番・村松に死球、3番・福永に中安打、4番・細川に四球を与えるなどこの試合2度目の無死満塁のピンチを迎えた。ここでサイスニードは降板、2番手で今野龍太(29)がマウンドに上がるも5番・石川にレフトへの適時打を浴び逆転を許した。
1点を追う打線は直後の6回表、この回先頭の6番・増田にレフトスタンドへのソロ本塁打が飛び出しすぐさま試合を振り出しに戻した。
終盤に入り7回表、中日の4番手・清水達也(24)に対しこの回先頭の2番・並木、3番・サンタナが中安打を放ち走者を出すと5番・オスナが敬遠を受けるなど1死満塁に。6番・増田は中飛も7番・山田哲人(32)の打席でキャッチャー木下が捕逸、勝ち越しに成功した。さらに続く8番・内山がセンターへの適時打を放ちリードを広げた。
2点リードに変わり6回途中からマウンドに上がる4番手・大西広樹(26)は7回裏を三者凡退に抑えた。8回表、中日の5番手・岩嵜翔(34)に対し1死走者無しから2番・並木が右安打、3番・サンタナが四球を選び出塁すると2死一、二塁から5番・オスナにライトへの適時打、代打・川端慎吾(36)にライトへの適時打が飛び出し8ー4に。攻撃は止まらず7番・山田もレフトへの適時打を放ち9点目を加えた。
5点リードとなり8回裏は5番手・ロドリゲス(26)が無失点に。そのまま9回裏は6番手・小澤怜史(26)が反撃を許さず試合終了。勝利したヤクルトは中日に2連勝を飾りカード勝ち越しとなった。
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