カブスは本拠地のシカゴでアスレティックスと対戦しここまで13勝3敗と好調を維持している今永投手は中5日で先発登板しました。

今永投手はプレーボール直後の先頭バッターに初球を打たれていきなりスリーベースヒットを許しましたが、続くバッターからは低めの変化球で三振を奪うなどタイムリーは許さずランナーをくぎ付けにし1回を無失点で切り抜けました。

カブス打線はそのウラ、ツーアウトから3番・指名打者で出場した鈴木誠也選手がレフト前に運び7試合連続ヒットで塁に出たあと後続のバッターのタイムリーヒットで先制のホームを踏みました。

さらに2回は打者8人とつながって一挙5点を奪うなど序盤に6対0とリードを広げました。

援護をもらった今永投手は3回、ツーランホームランで2点を失いましたが、後続のバッターは低めの変化球と高めの速球も生かして3者連続で三振を奪いました。

その後は持ち味の高低差を生かしコーナーも鋭くついて三振を積み上げ、6回2失点でマウンドを降り大リーグ移籍後、自己最多を更新する11個の三振を奪いました。

球数は99球打たれたヒットが5本、フォアボールが2つ、防御率は3.03となりました。

また、今永投手は今シーズンの投球回数が166回と3分の1イニングとなり、シーズンの規定投球回「162」に到達しました。

試合はカブスが9対2で勝ち今永投手が14勝目をマークしました。

また、鈴木選手はこの試合5打数3安打の固め打ちで、打率が2割7分8厘に上がりました。

石井一久の左ピッチャー最多記録に並ぶ

自身5連勝で今シーズン14勝目をあげた今永投手は、プロ野球・DeNA時代の2019年に記録した13勝を超え、大リーグで自己最多となる勝ち星をあげました。

また、シーズン14勝は大リーグの日本選手では2002年に当時ドジャースの石井一久さんがマークした左ピッチャーの最多記録に並びました。

今永投手がこれまでどおり中5日の間隔で登板すれば、今シーズンあと2回先発のマウンドに上がると予想され、記録の更新も期待できます。

さらに、大リーグ1年目の日本選手の最多勝利記録は2012年に当時レンジャーズのダルビッシュ有投手と2016年に当時ドジャースの前田健太投手がそれぞれマークした16勝で、この記録に並べるかも注目です。

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