秋場所13日目の20日、序ノ口では6戦全勝の武隈部屋の豪聖山と、1敗の鶴が対戦しました。
豪聖山は立ち合いから、すぐに相手の右上手を取って「上手出し投げ」で勝ち、7戦全勝として優勝しました。
豪聖山はモンゴル出身の19歳。
高校2年生の4月に北海道栄高校に留学し、高山和典監督と元大関 豪栄道の武隈親方が、埼玉栄高校時代の同級生だった縁から武隈部屋に入門しました。
しこ名は、2人の恩師から「豪」と「山」を取ってつけられました。
先場所、初土俵を踏み、初めて番付に名前がのった今場所は、四つ身の相撲を持ち味に優勝を果たしました。
豪聖山は「けさから緊張していた。親方からは『自分の相撲を取れば勝てるから集中していけ』と言われた。優勝できてうれしい」と喜びを語りました。
そのうえで、「親方とは関取になるまでモンゴルに帰らないと約束しているので、強くなって家族に会いに行きたい」と今後の抱負を述べました。
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