セ・リーグは、21日までの試合を終えて首位の巨人が72勝56敗7引き分けで優勝へのマジックナンバーを「6」としている一方、2位の阪神は71勝59敗6引き分けで巨人を2ゲーム差で追っています。

こうしたなか、22日から甲子園球場で巨人と阪神が今シーズン最後の直接対決となる首位攻防の2連戦に臨みます。

両チームの今シーズンの対戦成績は11勝11敗1引き分けと互角で、予告先発は巨人が14勝を挙げている菅野智之投手、阪神は12勝の才木浩人投手と、ともに防御率1点台でチームトップの勝利をマークしているピッチャーどうしの対戦となります。

菅野投手は今シーズン、阪神戦で4試合に登板して1勝0敗、対する才木投手は巨人戦7試合の登板で3勝1敗の成績を残していてともに今シーズン、安定したピッチングを続ける中、互いの打線の出来がカギを握りそうです。

勢いに乗る阪神 巨人は嫌な流れを断ち切れるか

21日の試合を受けての流れもひとつのポイントになりそうです。

巨人は広島を相手にリードしてむかえた8回にリリーフ陣が崩れて逆転負けを喫しています。

阿部慎之助監督は試合後「また切り替えてあしたからやります」と話していましたが、嫌な流れを断ち切れるかが試されます。

一方、阪神はDeNAに一時逆転されながらも追いつき、延長10回に佐藤輝明選手の決勝ホームランで勝ち、勢いに乗っています。

逆転優勝を狙う岡田彰布監督は試合後、重要な2連戦に向けて「ただ試合を2試合するだけ。勝つと言っても向こうも勝つと言っている。両方は勝てない。まあどっちか勝敗つくよ」と独特の“岡田節”で意気込んでいました。

甲子園球場では阪神が7勝3敗1引き分けとリードしていて、熱狂的なファンの声援を受け2位阪神が首位に迫るのか、逆に巨人が4年ぶりのリーグ優勝に向けて一気に抜け出すのか、注目されます。

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