■MLB ドジャース 6×-5 ロッキーズ(日本時間23日 カリフォルニア州ロサンゼルス、ドジャー・スタジアム)

ドジャースの大谷翔平(30)が本拠地でのロッキーズ戦に「1番・DH」で出場し、1点を追う9回裏の第5打席で53号同点ソロ本塁打を放った。さらに、続くM.ベッツ(31)が2者連続弾となる劇的サヨナラホームランで逆転勝利を収めた。

4-5で迎えた9回裏は先頭で大谷が打席に立ち、6番手ハルボーセンの4球目スプリットを振り抜くと、打球は右中間スタンドに突き刺さる131mの特大弾となった。打った瞬間ファンは総立ちとなり、大谷はベンチに向かって雄叫び。さらにベッツが161キロのシンカーを捉えてレフトへサヨナラ弾を放ち、劇的逆転勝利にスタジアムは大歓声に包まれた。

前日にシーズン53個目の盗塁を決めた大谷は、これで自身のMLB記録を更新する「53本塁打-53盗塁」を達成。さらにこの日2盗塁をマークし、“53-55”と記録を更新。5打数4安打と大暴れで打率は.301に上昇した。

直近4戦5発と“量産モード”の大谷は、MLB全体トップでこの日2戦連発の55号を放ったヤンキース(ア・リーグ)のA.ジャッジとこの時点で「2差」で追走。

大谷は20日の敵地マーリンズ戦で劇的に「50-50」と「51-51」を同日に達成すると、翌日は本拠地に戻り、いきなり1本塁打&1盗塁で「52-52」に到達。前日は本塁打なしも1盗塁をマーク。この試合も劇的な展開でチームの勝利&「53-53」を達成した。

初回の第1打席では6試合連続安打となるレフト前ヒットをマーク。3回の第2打席は1死一塁の場面で打席に立つと、フルカウントからストレートを弾き返し、二塁手が追いつけずライト前へのヒットに。さらい直後に二盗を決め5戦連続盗塁に。5回は一ゴロに倒れるも、7回の第4打席にこの日3本目のヒットで出塁すると、直後に二盗を決めてシーズン55盗塁に到達。イチローがルーキーイヤーだった2001年にマークした日本人最多の56盗塁に王手をかけた。

この日は山本由伸(26)が登板も復帰後最短の3回4失点で降板。だが大谷の一発からの逆転劇で黒星が回避された。チームはシーズン残り6試合。25日から同地区2位でゲーム差3のパドレスとの3連戦を迎える。

◆MLB「40-40」以上【本塁打-盗塁】
1988年 J.カンセコ    42 - 40
1996年 B.ボンズ     42 - 40
1998年 A.ロドリゲス   42 - 46
2006年 A.ソリアーノ   46 - 41
2023年 R.アクーニャJr.  41 - 73
2024年 大谷翔平     53 - 55 ※残り6試合

◆ドジャース・歴代シーズン最多本塁打
1位)大谷翔平    53本(2024年)※残り6試合
2位)S.グリーン   49本(2001年)
3位)E.ベルトレ―  48本(2004年)
4位)C.ベリンジャー 47本(2019年)
5位)D.スナイダー  43本(1956年)
   G.シェフィールド 43本(2000年)

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