■MLB ロッキーズ-ドジャース(日本時間28日 コロラド州 デンバー、クアーズ・フィールド)

ドジャースの大谷翔平(30)が敵地でのロッキーズ戦に「1番・DH」で出場し、6回の第4打席で4試合ぶりとなる54号3ラン本塁打を放った。

2回に盗塁を決めた大谷は「54本塁打-57盗塁」に到達し、“55-55”の大記録にあと1HRと王手をかけた。さらにこの試合3安打目で打率は.308に上昇。この日ノーヒットのリーグ2位M.オズーナ(.30795)を上回る可能性も。残り2試合で大逆転の三冠王も視野に入ってきた。

6-2とリードする展開で迎えた6回は、1死二・三塁の場面で2番手A.モリーナを相手に、フルカウントからチェンジアップを完璧に捉え、右翼スタンドへ飛距離133mの特大弾を放った。

チームは前日パドレスとの首位攻防戦の最終戦を制し、地区優勝が決定。シーズン残り3試合で、ロッキーズとの最後の3連戦に突入。初戦でいきなり豪快弾を放った。

ナ・リーグ本塁打王はほぼ確実となっている中、9月は10本目でMLB全体トップのヤンキース(ア・リーグ)のA.ジャッジ(58本)とは「4差」。

本塁打&打点の“2冠”をほぼ手中に収めている大谷は、ホームランは2位のブレーブス・M.オズーナと「15差」、打点は2回のタイムリーと合わせて「126→130」に伸ばし、ブルワーズ・W.アダメスと「19差」と大きくリードしている。

また、2回には二盗を決めて、イチローがルーキーイヤーだった2001年にマークした日本人最多記録(56盗塁)を超え、シーズン57盗塁を記録。打撃&走塁ともにフル回転の活躍をみせている。

この日の舞台となるクアーズ・フィールドは標高1600mに位置し、本塁打が出やすい球場。6月19日には自身今季最長145mの特大20号をマークしていた。

◆MLB「40-40」以上【本塁打-盗塁】
1988年 J.カンセコ    42 - 40
1996年 B.ボンズ     42 - 40
1998年 A.ロドリゲス   42 - 46
2006年 A.ソリアーノ   46 - 41
2023年 R.アクーニャJr.  41 - 73
2024年 大谷翔平     54 - 57 ※残り2試合

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