ナ・リーグのレギュラーシーズンが1日(日本時間)に全て終了し、ドジャースの大谷翔平(30)がナ・リーグ本塁打王、打点王の“二冠”を獲得した。

ハリケーンの影響で延期されていたブレーブス対メッツの試合が1日(日本時間)にダブルヘッダーで行われた。この試合で大谷の54本塁打と130打点を抜く選手は現れず、ドジャース移籍1年目で大谷は2年連続本塁打・日本人選手史上初となる打点王の二冠に輝いた。

大谷の54本塁打はドジャース新記録(これまでは49本)。130打点は松井秀喜氏が保持していた日本人最多(116)を上回り、59盗塁もイチロー氏の記録(56盗塁)を塗り替え、いずれも日本人最多と、打者に専念した1年は記録的な数字を残した。

そして、ア・リーグ・ナ・リーグの両リーグでホームラン王を獲得したのは1998年のM.マグワイア(カージナルス)以来、26年ぶりでメジャー史上4人目、異なるリーグでの2年連続本塁打王は史上初となった。

さらにこの試合ではポストシーズン進出がかかる大事なゲームとなった。ワイルドカード争いは最終戦まで白熱、現在ワイルドカード争い4位のダイヤモンドバックスは89勝73敗で全162試合を終了、ワイルドカード争い2位のブレーブス、3位のメッツは共に88勝72敗、この中でポストシーズン進出できるのは2チーム、ダイヤモンドバックスはダブルヘッダーでどちらかのチームが連敗すればポストシーズン進出、ブレーブスとメッツは1勝1敗なら2チームの進出が決定する。

ダブルヘッダー第1試合はメッツが6対7で迎えた9回にF.リンドーア(30)が33号逆転ツーランで8対7と勝利し、ポストシーズン進出を決めた。そして、第2試合、絶対に負けられないブレーブスが2回に1点を先制、7回にはM.オズーナ(33)が追加点となる2点タイムリー。最終戦でブレーブスがポストシーズン進出を決めた。

この結果、ワイルドカード2位はブレーブスとなり、3位はメッツ。明日10月2日からワイルドカードシリーズが始まり、パドレスとブレーブスの勝者が10月6日から始まる地区シリーズでドジャースと対戦することが決まった。

【ナ・リーグ打撃主要3部門】
◆本塁打
1)大谷翔平(ドジャース)54本
2)M.オズーナ(ブレーブス)39本
3)K.シュワーバー(フィリーズ)38本

◆打点
1)大谷翔平(ドジャース)130
2)W.アダメス(ブルワーズ)112
3)M.マチャード(パドレス)105

◆打率
1)L.アラエス(パドレス).314
2)大谷翔平(ドジャース).310
3)M.オズーナ(ブレーブス).302

【ワイルドカードシリーズ】※10月2日~4日、3試合で2戦先勝
◆ア・リーグ
アストロズータイガース(ミニッツメイド・パーク)
オリオールズーロイヤルズ(オリオール・パーク)

◆ナ・リーグ
ブルワーズーメッツ(アメリカンファミリー・フィールド)
パドレスーブレーブス(ペトコ・パーク)

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