“魔の9月” を終え、崖っぷちに立たされる4位・広島カープ。逆転CSに望みをかけ、3位DeNAとの直接対決に挑みました。

10月1日(火)DeNA vs. 広島(横浜スタジアム)

10月に入り、カープは泣いても笑っても残り4試合。先発は前回、8回1失点ながらプロ初完投を成し遂げた 森翔平 でした。その立ち上がり、1回・2回を三者凡退に仕留めるナイスピッチング。DeNA打線に得点のすきを与えません。

打線は3回、フォアボールを選んで出塁した 秋山翔吾 に続くのは、9月の月間打率3割超え、打撃好調の 矢野雅哉 。ランナーが走る中、高めのボールに食らいつき、エンドラン成功。三塁一塁とチャンスを広げます。

打席には2試合連続で3番起用の 野間峻祥 。セカンドゴロでしたが、バッター・野間は一塁セーフ。この間に秋山が還り、カープが1点を先制します。

しかし、4回、ここまで好投を続けていた森がつかまり、4連打…。3点をとられ、逆転を許します。

さらにピンチの場面―。矢野が、倒れ込んだままホームに投げる超人技。なんとかこれ以上の失点を避けます。

その後は、2点のビハインドですが6回に 島内颯太郎 、7回にハーンと “勝利の方程式” を繰り出すと、8回には今シーズン初めて守護神の 栗林良吏 。意地の継投で3対1のまま9回を迎えます。

2アウト1塁で打席に立つのは、期待の若鯉・田村俊介 。一発でれば同点の場面で大きな打球はファウルに…。その後、粘って迎えた7球目を空振り三振。

DeNAとの直接対決で痛恨の1敗。残り3試合でゲーム差が3に広がりました。

― CS進出条件ですが、カープは1つでも負ければ、もしくはDeNAが1つでも勝つと消滅となります。残された3位のパターンはこちらのみ。最後まで全力を尽くす選手を応援しましょう。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。