JFA(日本サッカー協会)は、10月16日からカリブ海に浮かぶ島国で中南米のドミニカ共和国で開催される女子U-17世代の世界一決定戦「FIFA U-17女子ワールドカップ ドミニカ共和国2024」に参加する代表メンバー21人を発表しました。
「U-17女子ワールドカップ」は、世界中の予選を勝ち抜いた16か国が参加して、2年ごとに行われるU17世代の世界大会。2025年以降は、毎年開催されることが発表されています。16か国が、4チームずつ4つのグループに分かれてグループステージを戦った後、各グループの上位2チームが決勝トーナメントに進出。準々決勝からは、トーナメント方式で世界一の座を争います。
日本は、5月に行われたこの大会の予選を兼ねた「AFC U17女子アジアカップ」で2位に入って出場権を獲得。注目のメンバーは、そのアジアカップで活躍した選手を中心に選出されました。
チームの中心は、U-17世代ながら早くもWEリーグで活躍する選手たち。WEリーグチームの下部組織からは、9月に始まった今シーズン(2024-25)のWEリーグで、強豪チーム日テレ・東京ヴェルディベレーザのレギュラーメンバーとして定着している眞城美春選手、セレッソ大阪ヤンマーレディースで開幕戦に出場した牧口優花選手など13人。そのほかJFAアカデミー福島からは4人の選手。高校からは、今年1月に行われた全国高校女子サッカー選手権大会の決勝戦に出場した十文字高校(東京)の本多桃華選手、この夏のインターハイ決勝戦に進出した大商学園高校(大阪)のキャプテン・太田美月選手らがメンバーに名を連ねました。
チームを率いる白井貞義監督は「ここからU-20代表、なでしこジャパンへと成長していく選手が出てきてほしい。そのためには、常に高いレベルでプレーしている自分をイメージし、たとえミスをしたとしても、積極的にチャレンジしていくメンタリティー、自分がボールをもって何とかする、そういう選手が出てきてほしい」とコメント。U-17日本女子代表は5日に決戦の地・ドミニカ共和国に向けて出発し、10月17日に第1戦でU-17ポーランド女子代表、20日に第2戦でU-17ブラジル女子代表、23日に第3戦でU-17ザンビア女子代表とのグループステージを戦います。
果たして、ここからどの選手が、なでしこジャパンの未来を背負う選手へと成長曲線を描いていくのか?現在のなでしこジャパンの主力、マンチェスター・シティで活躍中の長谷川唯選手やリバプールFCで奮闘中の長野風花選手を擁して世界一に輝いた2014年大会以来の栄冠を目指す戦いに注目です。
【U-17日本女子代表メンバー】
GK 坂田 湖琳 (開志学園JAPANサッカーカレッジ)
福田 真央 (JFAアカデミー福島)
熊澤 果歩 (三菱重工浦和レッズレディースユース)
DF 鈴木 温子 (日テレ・東京ヴェルディメニーナ)
太田 美月 (大商学園高)
本多 桃華 (十文字高)
牧口 優花 (セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18)
朝生 珠実 (日テレ・東京ヴェルディメニーナ)
青木 夕菜 (日テレ・東京ヴェルディメニーナ)
MF 木下 日菜子(セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18)
眞城 美春 (日テレ・東京ヴェルディメニーナ)
根津 里莉日(ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18)
菊地 花奈 (マイナビ仙台レディースユース)
榊 愛花 (JFAアカデミー福島)
佐野 杏花 (JFAアカデミー福島)
平川 陽菜 (三菱重工浦和レッズレディースユース)
福島 望愛 (JFAアカデミー福島)
FW 古田 麻子 (セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18)
佐藤 ももサロワンウエキ (大商学園高)
辻 あみる (三菱重工浦和レッズレディースユース)
津田 愛乃音(マイナビ仙台レディースユース)
【試合日程(グループステージ)】※日時は現地時間
・10月17日(木)
U-17日本女子代表 対 U-17ポーランド女子代表 午後4時キックオフ
・10月20日(日)
U-17日本女子代表 対 U-17ブラジル女子代表 午後4時キックオフ
・10月23日(火)
U-17日本女子代表 対 U-17ザンビア女子代表 午後4時キックオフ
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