メジャー7年目で初の地区優勝を経験した大谷翔平選手。打者に専念した今シーズンは自己最多の197安打、54本塁打、59盗塁を記録しました。大谷選手にとって初のプレーオフ。10倍楽しめるポイントを解説します。 

 特別ゲストは、大谷似翔平(おおたににしょうへい)の名で活動する兵庫出身の井手口佳暉さん。大谷選手のそっくりさんとして最近メディア出演が増えてきましたが、普段はカメラマン、モデル、俳優などをしているそうです。

 監修:メジャーリーグ研究家・鈴村裕輔さん

「ポストシーズン」とは何?

――さて、大谷似翔平さんにまずは素朴な疑問を。「ポストシーズン」「プレーオフ」とは何でしょう。
 (大谷似翔平さん)「アメリカでの一番、つまり世界一を決める戦いです」

 4月~9月のレギュラーシーズンは、30球団がそれぞれ162試合を行い、10月~11月のポストシーズンは、上位12球団が優勝争いをします。ア・リーグは、ガーディアンズータイガース ロイヤルズーヤンキースからはじまって、10月15日から優勝決定戦となります。ナ・リーグはフィリーズーメッツ パドレスードジャースからはじまり、10月14日から優勝決定戦となります。両リーグのチャンピオンが決まると、10月26日からワールドシリーズがスタート。遅くても11月3日に世界一が決まります。

ワールドシリーズとWBC どちらの優勝がうれしい?

 ワールドシリーズ優勝とWBC優勝なら、どちらがうれしいものなのか。MLB研究家の鈴村裕輔さんに聞くと、「WBCは出場を控えるメジャー選手もいますし、本場アメリカでの盛り上がり具合を考えると、最も価値のある世界一はワールドシリーズ優勝ではないか」と話します。

 さてドジャースは優勝できるのでしょうか。2013年以降12年連続でプレーオフに進出していますが、世界一は1回だけ。MLB研究家の鈴村裕輔さんは「約半年のレギュラーシーズンと違い、短期決戦なので投手が疲れやすく、その時のチーム状態などが大きい」としたうえで、ドジャースの優勝については「今年は大谷で打線を強化しているので希望も込めて75%」と予想しています。また、MLB公式サイトに掲載されているプレーオフ進出球団のパワーランキングでは、1位フィリーズ、2位ドジャース、3位ヤンキースの順です。

 大谷似翔平さんはどうでしょう?
 (大谷似翔平さん)「100%ですね」

ダルビッシュ×大谷の対戦!? 最多ホームラン更新は?

 大谷似翔平さん、プレーオフの楽しみポイントは?
 (大谷似翔平さん)「楽しみと言えば、ダルさんのチームとの対戦」。

 ドジャース対パドレス。ダルビッシュ有投手は「大谷だけでなくいいバッターが多いので勉強して臨みたい」とのコメントを出しました。パドレスには松井裕樹投手もいますし、ドジャースには山本由伸投手もいて、注目される試合になりそうです。

 そしてもうひとつの見どころ。大谷選手のホームラン数はどうなるか。これまでポストシーズンでの過去最高は10本。ドジャースはプレーオフで最高19試合あり、大谷選手が記録を塗り替えるのか、注目が集まります。

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