野村投手は岡山県出身の35歳。

コントロールの良さが持ち味で、2016年に最多勝と最高勝率のタイトルを獲得するなどリーグ3連覇に貢献しましたが、その後は徐々に登板機会が減り、今シーズンかぎりで引退することになりました。

野村投手は5日夜の今シーズン最終戦で先発するのを前に本拠地で会見し、引退を決めた理由について「ここ数年なかなか自分の思いどおりにいかず苦しい思いをたくさんしてきて、そろそろかなと思い決断した。何度も迷ったが最後は決断できてすっきりしている」と晴れやかな表情で話しました。

プロ生活で最も印象に残った試合についてはデビュー戦を挙げ「夢だったプロ野球選手になれてプロとしての第一歩を踏めたことがとてもうれしかったことを今も鮮明に覚えている」と振り返りました。

野村投手は、プロでここまで登板した210試合がすべて先発で、その中で大切にしてきたことを問われ「準備することがいちばん大事だと思った。そこを怠らずにやれば長く野球を続けられるという信念を持ってやることができた」と答えました。

その上でプロ生活について「夢のような時間だった。ここまで野球を続けることができて本当に幸せだった。カープに入ることができて心からよかったと思っている」と振り返り、会見後にはチームに在籍している母校の広陵高校OB6人から花束を受け取って笑顔を見せていました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。