全日本柔道連盟は9日に理事会を開き、男女の日本代表の監督を選任しました。

このうち、女子は2期8年の任期を終えた増地克之氏の後任として、アテネオリンピックで金メダルを獲得した塚田氏を選任しました。

日本代表で女性が監督を務めるのは初めてです。

塚田新監督は茨城県出身の42歳。

女子78キロを超えるクラスで、アテネオリンピックで金メダル、北京オリンピックでは銀メダルを獲得。

体重無差別の全日本女子選手権では、9連覇を果たしました。

引退後は、日本代表のコーチや、母校の東海大学で女子監督を務めるなど、指導者として経験を積んできました。

東京 文京区の講道館で開かれた会見で、塚田新監督は「選手の長い人生の中で、日本代表としての時間が充実したものになるようサポートして、それが結果につながるようにやっていきたい」と意気込みを示しました。

そうえで、女性として初めて監督に就任することについては、「『意識するな』と言われても意識してしまうが、期待に応えることと、こうして役割をもらったことが、必ず次の世代につながるように責任感を持って全うしたい」と決意を示しました。

一方、男子は、東京オリンピック後に就任した鈴木桂治監督が引き続き、指揮をすることになりました。

鈴木監督は「世界で戦える選手を見落とすことなく、金メダルという目標をぶれずに持ち続ける4年間にしたい。若手の強化に重点を置いて、4年後のオリンピックを見据えた強化をしていく」と意気込みを示しました。

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