ゴルフの『日本オープン』は国内メジャー大会の一つで、10日から4日間、埼玉県狭山市の東京ゴルフ倶楽部で行われます。

去年の国内ツアー賞金王で、ことしはヨーロッパツアーを主戦場にしている中島選手は、第1ラウンドを、この大会、過去2位が3回で悲願の初優勝を目指す石川遼選手などと同じ組でまわりました。

中島選手は、7番のパー4で、グリーンそばの深いラフにつかまって空振りを2回するなどボールを出すのに苦しみ、このホール、トリプルボギーをたたきました。

それでも後半の10番で、この日最初のバーディーを取ると、続く11番、12番と持ち味の正確なショットでバーディーを奪い、3連続バーディーで巻き返しました。

このあともスコアを伸ばした中島選手は、バーディー5つ、ボギー1つ、トリプルボギー1つの1アンダーで7位につけ、国内メジャー大会初優勝へ向け、上々のスタートを切りました。

同じ組でまわった石川選手は、イーブンパーの10位につけました。

トップに立ったのはツアー通算2勝の池村選手で、18番・パー4でチップインバーディーを取るなど7アンダーと好発進を見せました。

3打差の2位には、過去2回、賞金王に輝いた32歳の今平周吾選手が4アンダーでつけています。

池村寛世「200点のゴルフだった」

第1ラウンドでトップに立った池村寛世選手は「200点のゴルフだった。ティーショットが安定していたし、ラフからもグリーンまで運べたので、そこまでピンチがなかった。まだ3日間あり、タフなコースで何があるか分からないので、しっかりマネージメントしていきたい」と話していました。

中島啓太「ピンチでも耐えられるよう集中」

第1ラウンド、後半に巻き返して7位につけた中島啓太選手は「前半は苦しい内容だったが、後半は伸び伸びやろうと切り替えて、いいバーディーを取れた。そこからは流れを崩すことなく要所を締められたのでよかったと思う」と話しました。

深いラフにつかまりトリプルボギーをたたいた7番については、「難しいアプローチで2回、空振りをしてしまった。ただそこからうまく切り替えられたし、空振り2回からよく戻せたなと思っている。アンダーパーでまわれたことは本当にうれしい。あすからもピンチでも耐えられるように集中したい」と話していました。

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