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 大谷翔平選手(30)率いるドジャースが、パドレスとの激闘を制し、リーグ優勝決定シリーズ進出を決めました。次の相手、千賀滉大投手(31)所属のメッツを深堀りしていきます。

■第1戦〜第4戦を振り返り

 ナ・リーグ西地区を優勝したドジャースは、同じ地区のパドレスとポストシーズンを争いました。5試合制で先に3勝したチームが、リーグ優勝決定シリーズに進出します。

 大事な初戦を託されたのは、山本由伸投手(26)でした。しかし、期待に応える投球ができません。初回、4番マチャド選手(32)に2ランホームランを打たれるなど立ち上がりに苦しみます。  3点を追うドジャースは2回。2アウト1塁・2塁のチャンスで大谷選手が同点に追いつくスリーランホームランを打ちました。大谷選手は、5打数2安打3打点の活躍で初戦の勝利に貢献しました。

 第2戦は強力パドレス打線が牙をむきます。1回、タティスJr.選手(25)のホームランをはじめ、合計6本のホームランを浴びせ10得点。

 投げては、パドレス先発のダルビッシュ有投手(38)が絶好調。7回を投げて1失点の好投。大谷選手も含め、ドジャース打線を封じました。

 1勝1敗で迎えた第3戦は大接戦。ドジャースは1回表、2試合ノーヒットだった2番ベッツ選手(32)が先制ホームランを放ちます。

 しかし2回、パドレス打線が火を噴きます。相手のミスで逆転すると、2回ウラ、ここまでポストシーズン3ホームランで絶好調のタティスJr.選手が一挙6点で大きくドジャースを引き離します。  このまま終われないドジャースは直後の3回、大谷選手がバットを折られながらもセンターに運び、反撃に転じます。  この後、さらにチャンスを広げ、満塁で4番テオスカー・ヘルナンデス選手(31)が劣勢を跳ね返す満塁ホームランで1点差に詰め寄ります。

 しかし、4回以降は1安打に抑えられたドジャース。あと一歩が届かず、パドレスに王手をかけられます。

 あとがなくなったドジャースですが、試合後、大谷選手は「あとがないという感覚自体が今の僕には特にない。2連勝すればOK、そういうゲームだと思います」と話しました。

 その言葉どおり第4戦では、大谷選手のタイムリーを含む12安打8得点。投げては完封リレーで快勝。ドジャースが逆王手で運命の最終戦に臨みます。

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■ドジャース、リーグ優勝決定 歓喜のシャンパンファイト

■ドジャース、リーグ優勝決定 歓喜のシャンパンファイト

 ドジャースとパドレスの最終戦。大一番ということもあり、試合前から多くのファンが盛り上がっていました。

ドジャースファン
「楽しみだよ。ドジャー・スタジアムで大谷を見るという夢がかなったよ」 日本人ファン
「(Q.大谷選手のどんなプレーが見たい?)やっぱりホームラン!生で見たいですね」

 試合前、大谷選手はチームメイトといろんなポーズをしてリラックスしている様子でした。

 負けたら終わりの大一番。ロバーツ監督が先発マウンドに送り出したのは、第1戦で打ち込まれた山本投手でした。ポストシーズン好調のタティスJr.選手から三振を奪うなど課題の立ち上がりを10球で抑え、最高の形で1番バッターの大谷選手にバトンを渡します。  ダルビッシュ投手とは第2戦含めて4度目の対戦となった大谷選手は、スライダーを空振り三振。ここは、ダルビッシュ投手に軍配があがります。  試合が動いたのは2回ツーアウトの初球でした。7番、キケ・ヘルナンデス選手(33)が値千金のソロホームラン。大谷選手は「かめはめ波」で出迎えします。

 ダルビッシュ投手からいまだノーヒットの大谷選手は3回も抑えられ、歯を食いしばり悔しさを見せます。

 ダルビッシュ投手との投手戦を繰り広げた山本投手は、パドレスの強力打線を5回まで2安打無失点に抑えて交代。ベンチに戻った山本投手の頭を大谷選手がなでるシーンに…。SNSでは「ヨシヨシされたい」「デコピンをほめる時とそんなに変わらない気がする」など注目を集めました。

 1対0のまま迎えた7回、テオスカー・ヘルナンデス選手のソロホームランで2点リードに広げます。

 そして9回、大谷選手はベンチからチームメイトを見守ります。勝利の瞬間、大谷選手は拳をにぎり喜びを爆発。そして、チームメイトと勝利を喜びあいました。おそろいのTシャツを着て写真撮影。笑顔があふれます。

 そして、ロッカールームではシャンパンファイトがスタート。

 大谷選手は前回(9月)、地区優勝を決めた時にゴーグルを着けずに参加していましたが、今回はしっかり着けていました。

 ポストシーズン初の勝利投手に輝いた山本投手は、シャンパンを顔面にかけ続けられ、勝利の美酒を味わいました。  そして、大谷選手はさらに喜びが爆発。  大谷選手と山本投手が仲良くツーショット。負ければ終わりの試合で2安打無失点に抑えた山本投手に大谷選手は…。 大谷選手
「本当に由伸、ブルペンでも素晴らしい。ロースコアでしたけど、勝ち切っていいゲームだった。相手を寄せ付けないような圧倒的なピッチングだった。誰が出ても一生懸命チームプレーで後ろにつなぐという気持ちが前面に出たと思う。本当にロースコアでしたけど、みんなでものにしたシーズンだった」

 そしてリーグ優勝がかかった次の大事な一戦については、こう話しました。

大谷選手
「初戦が大事だと思うので、まずはそこに合わせて。きょうは勝ってみんなで喜んで、次に向けて頑張りたいと思います」

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■次の相手はメッツ 千賀滉大はポストシーズンで復帰

■次の相手はメッツ 千賀滉大はポストシーズンで復帰

 日本時間12日、リーグ優勝決定シリーズ進出を決めたドジャース。次の対戦相手はニューヨーク・メッツです。ドジャースは今シーズン、メッツと6度対戦しました。大谷選手はホームラン2本、打率3割越えの成績を残し、チームは4勝し、勝ち越しています。

 日本時間14日から行われるシリーズ第1戦、メッツの先発として登板するのがメジャー2年目の千賀投手。今シーズン、けがで戦列を離れていましたが、地区シリーズ第1戦で復帰。2回を投げ3つの三振を奪うなど復活をアピールしました。

 ちなみに大谷選手は去年、千賀投手と一度対戦、ツーベースヒットを放っています。

 これまで通り大谷選手が「1番・DH」で出場すれば、いきなり日本人直接対決が見られることになります。

 そしてメッツにはもう一人、大谷選手と縁のある選手がいました。

 今シーズンからメッツに加入した、キューバ出身のホセ・イグレシアス選手(34)です。大谷選手とはエンゼルス時代のチームメイトで、とっても仲良し。  大谷選手がホームランを打った後は、ベンチ前で両手を大きく広げてお出迎え、仲の良さが伝わってきます。

 今年のオールスターでは選出されていませんでしたが球場に現れ、大谷選手と記念撮影を行っていました。

 そんなイグレシアス選手には野球選手とは違った一面がありました。それがイグレシアスの持ち歌「OMG」。実はメジャーリーガーとアーティストの二刀流で活躍しているんです。

(「グッド!モーニング」2024年10月13日放送分より)

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