■プロ野球 パ・リーグCSファーストステージ第2戦 日本ハム3×ー2ロッテ 延長10回(13日 エスコンF)

ロッテ(3位)は日本ハム(2位)にサヨナラ負けで1勝1敗のタイに。ファイナルステージ進出は明日の第3戦に持ち越しとなった。

2-1と1点リードで迎えた9回裏に4番手・益田が1死から万波に初球の高めのストレートをレフトスタンドへ、打った瞬間確信の特大同点ソロを浴び2-2に。さらに延長10回に5番手・澤村が連続三振で2死走者なしから、松本剛に四球、清宮に中前安打を浴び一、三塁から、淺間に右前適時打を浴び力尽きた。

前日の第1戦は佐々木朗希が8回を5安打2四球9奪三振の無失点で自身CS初勝利。打線は中村奨が5回に先制ソロ本塁打、7回にポランコがソロ本塁打と援護し投打がかみ合った。この日も前日同様両チーム無得点で迎えた5回に、レギュラーシーズン本塁打0の7番・安田がライトブルペンへ先制弾を放つと、7回には角中もライトブルペンへ、自身CS初のソロ本塁打で2-0。投げては先発の小島が6回まで無失点。7回に2つの四球でピンチを招き、代わった横山が内野ゴロ間に1点を失うも同点は阻止。8回は鈴木が無失点に抑えていた。

スタメンは1番ライト・岡、2番セカンド・藤岡、3番レフト・角中、4番ファースト・ソト、5番DH・ポランコ、6番キャッチャー・佐藤、7番サード・安田、8番ショート・友杉、9番センター・藤原のオーダーを組んだ。前日先制弾の中村奨に代わり安田がサード、荻野に代わり角中がレフトに入った。

相手先発・金村に対し、1死から藤岡が右前安打を放つも、角中、ソトがフライを打ち上げ先制ならず。2回、3回は連続三者凡退に抑え込まれる。

先発の小島は今季25試合に先発し、12勝10敗、防御率3.58。日本ハム戦は7試合に登板し、1勝4敗、防御率3.28も、エスコンFでは防御率1.96と好相性。CSは通算2度の先発も0勝0敗、防御率2.84で初勝利を目指す。

立ち上がりは、先頭の松本剛の三遊間への打球を友杉が飛び込んで好捕も内野安打となる。それでも、清宮、水谷を打ち取り2死とすると、レイエスのところで松本剛の盗塁を刺し結果的に3人で初回の守備を終える

2回には先頭のレイエスに内野安打を許すも、万波を空振り三振、田宮を二ゴロ併殺打と打たせて取り、3回まで毎回先頭打者の出塁を許すも無失点。

4回には2番からの上位打線を無失点に抑えると、直後の5回に2死から今季本塁打0本の7番・安田がライトブルペンへ先制ソロ本塁打を放ち1-0。自身CS4年ぶりの本塁打は均衡を破る貴重な一発に。

援護をもらった小島は5回、8番・水野に右前安打を浴びるも後続を断ち0を並べる。さらに6回には1番・松本剛を中飛、2番・清宮を投ゴロ、3番・水谷を空振り三振とこの試合初めて三者凡退に抑える。

7回の攻撃では先頭の3番・角中がインコースの直球をライトブルペンへ、技ありのソロ本塁打を放ち2-0。自身7度目のCSで初本塁打となった。

7回裏の小島は先頭の4番・レイエスにこの試合初めて四球を与えるも、万波のライトへの飛球を岡がスライディングキャッチで1死。しかし代打・郡司に1ボール2ストライクから3連続ボールで四球を出し一、二塁となったところで2番手・横山に交代。

横山はマルティネスへの3球目が暴投となり二、三塁とピンチを広げ、マルティネスを定位置に守るショートへのゴロの間に抑えるも、その間に1点を献上し2-1。なおも2死三塁のピンチは水野を見逃し三振に打ち取りリードを死守。小島は7回途中95球5安打4奪三振2四球1失点だった。

8回の攻撃は3番手・山﨑福也に対し、三者凡退。8回裏は3番手・鈴木が簡単に2死を奪ってから、清宮にファーストを強襲する内野安打を許すも、守備から途中出場の淺間を遊飛に打ち取る。

9回裏は守護神・益田がマウンドへ。先頭のレイエスを空振り三振に打ち取るも、続く万波に初球の高めのストレートをレフトスタンドへ、打った瞬間確信の特大同点ソロを浴び2-2に。後続は打ち取るも、延長戦に突入。

10回表は3イニング目に突入した山﨑福也に8番・友杉からの打順で三者凡退に終わっていた。

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