石田充 アナウンサー
広島カープ・野村祐輔 投手の引退試合(10月5日)は、ミスチルのライブかというぐらい、Mr.Children(ミスター・チルドレン)の曲が流れ続けました。われわれもミスチルの曲のフレーズからトークテーマを用意して、野村投手に語っていただきます。

高ければ高い壁 2016年 最多勝&最高勝率

田村友里 キャスター
トークテーマは「ライバル」です。

石田充 アナウンサー
野村投手が9歳のとき(1998年)にリリースされた「終わりなき旅」の有名なフレーズです。プロ野球でいろんなライバルがいたと思うんですけども…

広島カープ 野村祐輔 投手
ライバルですか…。ライバルっていう言葉じゃないんですけど、前田健太 さん(広島からメジャーリーグ)です。一緒にやらせてもらって、この人を超えなきゃっていうふうに思わせてもらったというか、年齢も一つしか変わらないので本当に近くでやらせてもらって、そういうふうに思わせてくださった投手です。

石田充 アナウンサー
この歌詞どおり、前田健太 投手に一歩でも近づこうと思って登っていったということもありましたか。

野村祐輔 投手
ありました。はい。

石田充 アナウンサー
チームメイトがライバルになるんですね、プロ野球の世界というのは。

RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
まさにこの歌詞のとおりじゃないかなって。やっぱり、そこにいるから追いつけ追い越せの気持ちが芽生えてくるんじゃないかなと思います。

石田充 アナウンサー
では、続いて歌詞を選んでいただこうと思います。

あなたに届けたい「ありがとう」 2007年 広陵

田村友里 キャスター
トークテーマは「広陵高校」です。

石田充 アナウンサー
「ありがとう」という言葉は、広陵高校野球部に非常に深いつながりがあるワードなんですよね。野村投手が19歳のときにリリースされた名曲「花の匂い」から持ってまいりました。

広陵高校 硬式野球部 中井哲之 監督
「淡々としていますよね、彼は。プロ野球選手になっても、“プロ野球選手” って(態度を)していないですよね。毎年、時間があったときにあいさつに来るし、礼儀正しいし、ふつうのお兄ちゃんが、ふつうのおじさんになってきたって感じですよね(笑)。(広陵が)甲子園に行ったときも全部、全部いろんなシャツやらTシャツやら短パンやら1人で(差し入れてくれる)。おとこですよ。お疲れさまでした。初めてのごちそうをしてください。一度もごちそうしていただいたことがないので(笑)」

石田充 アナウンサー
…というメッセージでしたが、いかがですか?

野村祐輔 投手
はい。ぜひ一度、お食事に行かせていただきたいと思います。

石田充 アナウンサー
中井監督との出会いというのが一つ、大きく人生を変えたとも言えるんですね。

野村祐輔 投手
はい。15歳で広島に来て、広陵高校で大きく成長させていただいたと思っているので。で、今、自分があると思っているので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

石田充 アナウンサー
高校当時の “お兄さん” からちょっと “おじさん” になったと。あっという間ですね。

野村祐輔 投手
はい(笑)

天谷宗一郎 さん
最高のほめ言葉に感じるんだけど。中井先生が祐輔に言うからこそ、すごく深みがある言葉だったなと思います。

田村友里 キャスター
セレモニーのとき、中井監督と 善波達也 監督(明治大学 当時)が登場されたときに唯一、涙を流していたのかなっていう印象があって。あれはどういう思いだったんですか?

野村祐輔 投手-
サプライズで花束を持ってきてくださって、本当に知らなくてびっくりしたのと、中井先生と善波監督が出てこられたときは涙が出ました。

石田充 アナウンサー
まだまだ、3つパネルが残っています。次はどれにしましょうか?

悔やんだって後の祭り 2011年 明治大学

田村友里 キャスター
トークテーマは「あの一球」です。

野村祐輔 投手
本当にみんな、明るくて、すごくいい選手が多いんです。その中でみんなにがんばってもらいたいっていうのが本心で、今は2軍生活が長いかもしれないですけど、ここから先、がんばればいいことがあるっていうのを思いながら続けてほしいなと。

天谷宗一郎 さん
最後の引退試合では、広陵の後輩の 髙太一 投手もいっしょにゲームで投げました。やっぱり後輩って特別になるんですか?

野村祐輔 投手
そうですね。年がちょっと離れているので、あんまり関わっていたわけじゃないんですけど、同じ高校を出ているとか、同じ大学を出ているってなると気になります。

石田充 アナウンサー
すばらしいピッチングでした。緊張する場面だったと思いますけれども。また、大きく羽ばたいてほしいと思います。そして最後の最後…

Tomorrow never knows 2024年 現役引退

田村友里 キャスター
「Tomorrow never knows」(1994年リリース 野村祐輔 5歳)ということで、トークテーマはみなさん、気になっています「今後」について。

石田 充 アナウンサー
あす以降というところ。今後、どういったことをしたいと思ってらっしゃいますか?

野村祐輔 投手
野球を通してここまで成長させていただいたので、野球に関われたお仕事がしたいなと思います。

石田充 アナウンサー
本当にたくさんの経験をしていますから。

天谷宗一郎 さん
そうですね。さっきの若鯉なんかもそうだし、世の中の子たちにもすごく貴重なこと絶対伝えられると思うので、本当に期待したいなと思います。

石田充 アナウンサー
きょうは、Mr.Childrenの歌詞からいろんなことを野村祐輔投手にあらためて語っていただきました。日本中の野球ファンが、これまで野村投手にエールを送ってきました。そんなファンのみなさんへメッセージをお願いします。

野村祐輔 投手
13年間、本当にありがとうございました。みなさんの声援が本当に背中を押してくださり、勇気づけてもらいました。これからもカープの応援をよろしくお願いします。

石田充 アナウンサ
本当に「19番」を目に焼き付けた13年間でもありましたし、3連覇も経験することができました。たくさんの夢を、これまで野村投手、本当にありがとうございました。お疲れさまでした。

(RCC「イマナマ!」カーチカチ!テレビより)

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