新庄監督「4勝されるまではみんな間違いなく諦めない」
《第2戦の予告先発》
パ・リーグのクライマックスシリーズファイナルステージは、福岡市のみずほPayPayドームで16日から始まり、4年ぶりにリーグ優勝を果たしたソフトバンクと、ファーストステージを勝ち上がってきたレギュラーシーズン2位の日本ハムが対戦しました。ソフトバンクは有原航平投手、日本ハムは伊藤大海投手と、今シーズンともに14勝をあげ、最多勝のタイトルを分け合った2人が先発しました。ソフトバンクは2回、右足首のねんざから1か月ぶりに復帰した5番・近藤健介選手のツーベースヒットをきっかけに、1アウト一塁三塁のチャンスを作り、7番・正木智也選手のタイムリーヒットで1点を先制しました。
直後の3回に同点に追いつかれましたが、そのウラ、4番・山川穂高選手のタイムリーツーベースで勝ち越し、4回には今宮健太選手、5回には栗原陵矢選手がソロホームランを打ってリードを広げました。
6回まで1失点に抑えていた有原投手は7回、レイエス選手にソロホームランを打たれ、さらに2アウト二塁三塁のピンチを背負いましたが、代打の淺間大基選手を空振り三振に打ち取り、7回2失点の好投を見せました。
ソフトバンクは8回、山川選手のソロホームランで、さらにリードを広げて5対2で勝ち、第1戦を取りました。
ファイナルステージは、リーグ優勝のチームに1勝のアドバンテージが与えられていて、ソフトバンクはアドバンテージを含めた対戦成績を2勝0敗としました。日本ハムは、ファーストステージでは登板せずに温存され、満を持しての先発登板だった伊藤投手が、今シーズン4勝1敗と相性のよかったソフトバンクに6回途中4失点と粘れず、初戦を落としました。
第1戦で敗れた日本ハムの新庄監督は試合後「ファーストステージのロッテ戦も最初は負けて勝ち上がった。4勝されるまでは、みんな間違いなく諦めない」と前を向きました。そのうえで、6回途中まで投げて4失点だった伊藤大海投手については「見たままで、また次もある。本人が一番悔しいでしょう。次はことし最後の意地を見せてもらいたい」とファイナルステージでの再登板に期待していました。
17日の第2戦の予告先発は▽ソフトバンクが今シーズンから先発に転向し、最優秀防御率のタイトルを獲得したモイネロ投手▽日本ハムがファーストステージの第1戦で先発し、中4日での登板となる加藤貴之投手と発表されました。
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