1週間後に迫ったプロ野球ドラフト会議―。広島県内の注目選手・広陵高校エースの 髙尾響 投手を紹介します。
2024年夏、4季連続甲子園出場を果たした広島県内屈指の名門・広陵高校。
カープ、タイガースで活躍した “鉄人”・金本知憲 をはじめ今シーズン、パ・リーグ最多勝に輝いたホークスの 有原航平 、そして、先日、現役を引退したカープ・野村祐輔 など球界に名を残すような多くの野球選手を輩出しています。
そんな広陵高校からまた1人、プロを目指す選手がいます。
広陵高校 髙尾響 投手
「まだまだ成長しないといけないと思うんですけど、一つ上のレベルに行きたいなっていうふうに思って決めました」
高校生、実績No.1右腕の 髙尾響 です。広陵の歴史を振り返っても、これまでいなかったという1年春からエースナンバーを背負い続けた実力者。出身は福岡県ですが、プロへの道をより近づけるべく、広陵への進学を決断しました。
髙尾響 投手
「最初は、入ってきて不安はあったんですけど、その中でも自分は1年生からちゃんと投げられるようにやっていこうというふうに決めていたので、そういう土俵に立てたというか、甲子園でもずっと投げさせていただいて、そういったものに対して深く考えることができるような場所に立てた」
精度の高い変化球はもちろん、ストレートの強さは、広陵を率いて30年以上の 中井哲之 監督も絶賛します。
広陵高校 中井哲之 監督
「ボールの強さですよね。だから(髙尾)響より球の速いピッチャーは何人も広陵の中でもいますけど、ベースの上で彼が一番強いというか、今まで見た見た中ではベース上で強いのは、彼が一番だと思います。高校時代では」
広陵OBの多くは、先の人生も考えたうえで大学や社会人を経てからプロへ進む傾向があります。(広島・上本崇司 広陵~明治大、DeNA・佐野恵太 広陵~明治大)
それでも髙尾は、高卒でのプロ行きを強く望み、今回の決断に至りました。
髙尾響 投手
「制球力。あとは変化球のキレだったりっていうのは、ほかのプロ野球選手を見ていても違うなっていうふうには思いましたし、ほかの選手と違って身長がないので、そのぶん、球の質とかっていうのは身長がある選手よりもよくなっていきたいなと思って、本当にそういった選手になっていきたいなと思って」
髙尾自身、172センチとプロとしては小さい身長をコンプレックスに思っていたこともあり、野村のようなボールの質にこだわった投球を心がけてきました。
夢であったプロ野球選手を今、かなえるとき―。来たる24日のドラフト会議、指名の瞬間を待ちます。
髙尾響 投手
「選ばれたら、それで終わりじゃなくて、その中でしっかり活躍ができるようにやっていきたいと思いますし、もし選ばれなかった場合はそのくやしさっていうのをしっかりバネにして、どの世界でもしっかりやっていきたいなと思っています」
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