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 快勝を収めたドジャース!大谷翔平選手(30)のホームランは、とにかく“すごすぎや”の一発でした。

 元プロ野球選手で日本ハム時代の大谷選手とチームメイトだった、杉谷拳士さんに話を聞きます。

■「飛びすぎや!」大谷選手の特大弾

 きょうの「スゴすぎや」ポイントは、「飛びすぎや!」、そして「チャンスに強すぎや!」です。  まずは、「飛びすぎや!」のホームランを見ていきます。第5打席、ランナーが1塁、2塁の場面で、ライトスタンドポール際、2階席に飛び込む、特大弾でした。 −なぜこんなに飛ぶのでしょうか? 杉谷さん:
大谷選手はパワーと力を伝える技術、しなやかさがそろっているからこそ、あそこまで飛んでいきます。
メジャーリーグには体が大きい選手や力が強い選手はたくさんいますが、しなやかさを一緒に持っている人は少ないです。 杉谷さん:
普通は分かりません。バッターは打った瞬間に走り始めなければいけないから。確信歩きは、パワーを持った選手だけの特権です。打った瞬間の確信歩きできる選手は数少ないです。
大谷選手はバッティング練習も素晴らしいのですが、ファイターズ時代に助っ人外国人選手が後ろに来てバッティング練習を見ていました。それぐらい日本にいる時からとび抜けていました。
同僚のレアード選手に「なんで大谷選手のバッティング練習を見ているのか」と聞いたら、「アメリカの選手でも、これだけ飛ばす選手はいない。メジャーに行ったらすごい選手になるぞ」と言っていたのが印象的でした。

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■「チャンスに強すぎや!」プレーオフ中の得点圏打率8割超

■「チャンスに強すぎや!」プレーオフ中の得点圏打率8割超

 続いて、「チャンスに強すぎや!」です。ホームランを打った第5打席は、ランナーが1塁、2塁にいる時でした。プレーオフに入ってからの得点圏打率は、チャンスの時に「8割以上」となります。 −なぜこんなにチャンスに強いのでしょうか? 杉谷さん:
目を見てもらったら分かるのですが、集中力が桁違いです。
そして、大谷選手はもともと投手でしたので、勝負所での配球や状況判断をきっちり冷静にして打席に臨み、獲物を狩るかのごとくドカーンと打つ。だからチャンスに強いのではないかと思います。 −チャンスで回ってきた時と普通にバッターボックスに入る時の大谷選手の目に変化はありますか? 杉谷さん:
もちろん普通の時も打っている時は一緒ですけど、心の中で「チャンスがやっと来た」とプレーを楽しんでいますよね。 −どうしてプレッシャーを楽しめるのでしょうか? 杉谷さん:
「ヒリヒリした9月、10月を過ごしたい」「とにかく世界一になりたい」という思いが打席にすべて詰まっているんだと思います。

(スーパーJチャンネル「newsのハテナ」2024年10月17日放送)

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