ブーイングと同じぐらいの歓声
移籍先として名前が挙がっていたブルージェイズの本拠地、トロントで今シーズン初めての試合に臨んだ大谷選手。
大ブーイングの中で迎えた最初の打席で、今シーズン7号となるホームランを打ち、ファンからはブーイングと同じぐらいの歓声が送られました。
ドジャースへの移籍が決まる前、大谷選手の有力な移籍先候補のひとつとして名前が挙がっていたのがブルージェイズで、大谷選手も実際に球団と面会していたことを明かしています。
去年12月のドジャース移籍が決まる直前には一部メディアが「大谷選手がプライベートジェットでトロントに向かった」などと誤った情報を伝えたことも大きな話題となりました。
こうした経緯もあって、今回の移籍後初めてとなるトロントでの試合は大きく注目され、大谷選手も24日に「トロントのファンに気まずい気持ちはあるか」と記者に問われると、「トロントに行った行かないの報道については僕がいちばんびっくりしていた。すばらしい球団だなというのは、個人的にも感じてはいたし、ファンも含めて街も好きなのでプレーすることをすごく楽しみにしている」と話していました。
カナダのスポーツ専門メディア「スポーツネット」は試合を前に「効果はないと思うけど、そうしたいのなら彼にブーイングをしたらいい」とファンに呼びかける記事を掲載するなど、多くの注目を集める中でこの日の対戦を迎えていました。
その第1戦の最初の打席で、大谷選手がバッターボックスに入ると、会場のファンからは予想どおり大きなブーイングが起きました。
それでも大谷選手が3球目のスライダーを右中間スタンドに運ぶと、会場からはブーイングと同じぐらいの歓声が送られていました。
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