■「大谷を真似して」現地で野球人気再燃
過熱する大谷人気。声援が収まりません。
ポストシーズンには、ブラッドピッドやトム・ハンクスなどスーパースターも観戦に訪れました。テレビ視聴数も史上最多の数字を叩き出しました。
アメリカで陰りを見せていた野球人気が今、再燃していると言います。
部員が増えたという、ロサンゼルス近郊の少年野球チーム。大谷のフォームを真似る子が続出しました。
野球少年
「大谷の真似をしたら打てるようになったんです」
少年たちは、大谷の盗塁からも刺激を受けています。
野球少年のお父さん
「盗塁から大谷の熱意を感じ取っています。野球への愛情も。大谷が行動で示し、子供たちはそれを見守っています」
コーチは、大谷の活躍が子供たちの可能性を広げていると言います。
ウエストホーンズ・リトルリーグ理事長
「球界トップの選手がマナーを守り、相手選手にも敬意を払っている。それを子供たちも真似するのです。大谷は先頭に立って野球人気を高めています」
大谷の躍進の裏には、チームメイトの支えがありました。実は、シーズン前、フリーマンとベッツがある約束をしていました。
フレディ・フリーマン選手
「翔平をプレーオフへ連れて行かないと」
ムーキー・ベッツ選手
「我々は彼がどれだけプレーできるかすでに見ているから。プレーオフでは彼の違う一面を見られると思います。」
大谷をプレーオフに連れていく。二人は、まさに有言実行したのです。
ポストシーズンでは、右足首のケガが完治しないまま強行出場したフリーマン。盗塁を決めました。リーグ優勝をかけた第1戦でも2塁からホームへ痛みに耐えながら激走。
これに応えるかのように大谷も、ホームラン。
フレディ・フリーマン選手
「レイトショーはいいから早めに打ってくれと試合前に言われたたので、ベンチに帰ってフレディに打ったよという感じの話をした」
大谷とベッツは、不動の1番、2番コンビ。大谷が塁に出れば、ベッツが決定打。シーズン終盤の優勝をかけた大一番では、大谷がホームランを打つと、続くベッツも逆転サヨナラホームランを決めました。
ムーキー・ベッツ選手
「大谷は重要な場面でいつもやり遂げてくれているからさ。僕らは彼を支えるだけだ」
ベッツは、サポートという言葉を口にしていました。
ムーキー・ベッツ選手
「今季全体の大谷のの活躍を見ると、本当に素晴らしいことを期待してしまう。だけど彼の力だけではできないこと。彼には僕らの支えが必要になってくるししっかり支えてあげないと」
大谷は、二人についてこのように語ります。
大谷翔平選手
「チームメートとしても感銘を受ける。準備から普段のクラブハウスの過ごし方もそうですし、チームの主力の選手としてすごく助けられた1年だったと思います」
常に傍らで見守ってきたのが妻の真美子さんです。真美子さんは、今年3月、韓国での開幕戦に同行し、ダルビッシュから移籍後初ヒットを放った時もスタンドから大声援を送っていました。
仲睦まじい姿も話題となった大谷夫妻。球団の公式SNSで「好きな女性アスリートは?」と問われたときに大谷は、「My wife(私の妻)」とまったく躊躇することなく、元バスケットボール選手の真美子さんの名前を挙げました。また、私生活においても欠かせない存在であると語っています。
大谷翔平選手
「1人でいるよりも野球以外のことを考える時間が多くなったりとか、それが自分の中でいい方向に、グラウンドにいるときより野球に集中できるようになったのかなと思って。そこももちろん感謝したいですね」
真美子さんと共に大谷の支えとなる存在が大谷の愛犬「デコピン」。記憶に新しいのは、始球式での見事なパフオーマンス。実は、入念なリハーサルを重ねていたといいます。
大谷翔平選手
「3週間練習しました。1回ドジャースタジアムにも来て予習しました」
地区優勝を決めた際には、真美子さんとデコピンがグランドで祝福。
ロバーツ監督とも厚い信頼関係で結ばれています。
大谷翔平選手
「楽しい人だなっていう。監督というか、人として。1対1の付き合いとして楽しい人だな」
その言葉通り、オチャメな姿を見せてきました。大谷からプレゼントされたポルシェのミニカーを持って会見に乱入することもありました。その時、大谷は監督に本物のポルシェを買ってあげないのか、記者に問われると…
大谷翔平選手
「ワールドシリーズに勝てたら考えます」
果たして、ロバーツ監督は、ポルシェを買ってもらうことができるのでしょうか?
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