広島カープがドラフト2位で指名した 佐藤柳之介 投手、そして4位指名の 渡邉悠斗 選手。ともに富士大学で、期待がふくらむ即戦力2人を取材した。

岩手県花巻市、ドジャースの 大谷翔平 が卒業した花巻東高校で有名なこの街で、ことしのドラフトでひときわ大きな盛り上がりを見せた大学があります。

過去最多、同一チームから6人のプロ野球選手を輩出した富士大学。そのうち 渡邉悠斗 と 佐藤柳之介 の2人は、カープが指名しました。

ドラフト2位 佐藤柳之介 投手
「麦谷(祐介・オリックス1位)が呼ばれたときはみんな、会見場にいて、2巡目始まるよってなったら麦谷だけよけて、記者の方がインタビューしていて、2位が自分だったので呼ばれて、自分が会見というよりか質疑応答をやっているときに3位の安徳ってヤツが呼ばれて、安徳がやっているときには渡邉(悠斗)が呼ばれて…」

ドラフト4位 渡邉悠斗 選手
「キャプテンを筆頭にみんな喜んでくれていた。それがうれしかった」

2位指名の佐藤投手は、総合力が売りの左腕。その中でも絶対的な自信を持っているボールがあります。

ドラフト2位 佐藤柳之介 投手
「調子がいいとき、自分が『きょう、いいな』っていうときにまっすぐを強打されることがあまりないというか、上がっても外野に凡フライだったりということの方が多いと思うので。渡邉にホームランを打たれたことはあるんですけど、まっすぐをホームラン打たれたのはそれくらいかなっていうふうに思っています」

スピン量が多いという特徴がある佐藤投手のストレートは一級品。

ドラフト4位 渡邉悠斗 選手
「けっこうミート力に自信があって、あまり三振しないっていうのもいちおう強みとしてやっています」

もともとはキャッチャーとしてプレーしていた渡邉ですが、その強打を最大限に生かすためメインポジションをファーストへ移すと、その実力はさらに開花しました。

ドラフト4位 渡邉悠斗 選手
「ファーストというポジションはバッティングに特化した、すごい選手がたくさんいるとは思うんですけど、勝負強さだったり、その中でもホームランを打てたり、率も残せるというバッターになって、ファーストのレギュラーっていう座を取れればいいなと思っています」

練習を終えた2人は、なじみのある飲食店へ向かいました。

ドラフト4位 渡邉悠斗 選手
「ラーメンと定食のセット、食べます」

ドラフト2位 佐藤柳之介 投手
「自分もいっしょで、定食かラーメンは大盛にして、どっちも頼みます」

ドラフト4位 渡邉悠斗 選手
― 食べるときには集中するタイプ?
「黙り込んじゃいます」

― ああ、OK。じゃあ、いいです。

ガツンとニンニクが効いたご飯に舌鼓を打ちながら、話は富士大学の環境について。

渡邉悠斗 選手
「野球に集中するには、もってこいの環境だなと。遊ぶところもないですし、誘惑もない」

佐藤柳之介 投手と 渡邉悠斗 選手
「なにもない」

渡邉悠斗 選手
「オフは毎週月曜日。寝てるか、ゲームするか。それこそ、野球するか…」

佐藤柳之介 投手
「みんな、野球バカ」

渡邉悠斗 選手
「あんな感じで」

自然に囲まれた、野球に集中できる環境。そこで育ち、プロの世界へ飛び込む2人は、カープにどんな刺激をもたらしてくれるのでしょうか。

ドラフト4位 渡邉悠斗 選手
「打者にとって大事な役割というのを果たして、チームを勝たせられるような、大事な場面で打てるようなバッターに成長したいというか、なりたい」

ドラフト2位 佐藤柳之介 投手
「チームを勝たせられる投手という、高校の監督さんから言われた言葉なんですけど、それを高校・大学と大事にこれまで取り組んできたので、プロの世界でも少しずつその目標に近づけるような投手になっていけたらなと思います」

  ◇  ◇  ◇

伊東平 アナウンサー
この2人、広島に来るのをかなり楽しみにしているようで、その理由が「広島にはおいしいものがたくさんあるから」と。

青山高治 キャスター
食べるんでしょうね。

伊東平 アナウンサー
さらには、プロ野球選手になりますと遠征がありますよね。遠征先で楽しみなのが阪神戦ということで「関西にはおいしいものがたくさんありそうだから」と。

青山高治 キャスター
(笑)食べる気、満々ですね。

伊東平 アナウンサー
さらに、厳島神社の目の前に大野練習場があることを伝えましたところ、かなり喜んでいました。その理由が、「宮島に行ったときにおいしいものがたくさんあったから」だということなんです。

青山高治 キャスター
(笑)

伊東平 アナウンサー
あと、「厳島神社に行ったときに大鳥居が工事中だったので」ということが一番、大喜びした理由だったそうです。

(RCC「イマナマ!」カーチカチ!テレビより)

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