バドミントンの国内最高峰のS/Jリーグがあす2日から開幕します。広島ガス バドミントン部は、元日本代表の 下田菜都美 監督のもと、史上最高の手応えでトップ4に挑みます。

広島ガス バドミントン部 下田菜都美 監督
「試合に出場するメンバーが一定だったんですけど、そこも課題として挙げて、しっかり全員で戦えるチームになったかなというふうに思っています」

下田菜都美 監督は、元シングルス日本代表で、去年夏から監督代行、春からは監督となり、2年目のシーズンを迎えています。

第1ダブルス・シングルス・第2ダブルスの3試合で争うS/Jリーグ。去年からキャプテンを務めるダブルスの 小田菜摘(26)。

広島ガス バドミントン部 小田菜摘 キャプテン
「2年目なので少しは慣れてきました」

メダリストの 藤井瑞希 さんがエグゼクティブアドバイザーに入ったことで、精神的に強くなったといいます。

小田菜摘 キャプテン
「やっぱり最後はもう気持ちだと思うので、そこで消極的にならずに、今までやってきたことを信じて、今、できることを最大限に発揮できるようにやるしかないと思うので、そこはすごくポジティブにみんなが考えられていると思います」

ダブルスのエース、山藤・志波は、ペアを組んで4年。ことしから副キャプテンを務める 志波寿奈(25)。

広島ガス バドミントン部 志波寿奈 選手
「流れが悪いときもコミュニケーションをしっかり取れるようになってきて、プレー的にも気持ちの面でも安定してきていると思います」

去年末の全日本総合で広島ガス・ダブルスで久々にベスト8に入るなど日本ランキングも17位まで上げ、急成長してきました。

志波寿奈 選手
「もちろん、自信は少しずつついてはきているんですけど、まだまだ上の方もたくさんいらっしゃるので、挑戦者の気持ちを忘れずに戦っていきたいと思います」

下田菜都美 監督
「2人のコンビネーションというところに注目してもらいたいなと思います」

シングルスは2年目の 近藤七帆(23)がランキングを30位以上上げて、今季は21位に浮上、実力をつけてきました。

コースの打ち分けに勝機を見いだした去年から、ことしはスマッシュにも磨きをかけました。

近藤七帆 選手
「体の使い方だったり、シャトルに少し早く入って打点を前にして打つことで少しスピードが上がるようになったかなと思います」

― 自信は?
「向かっていく立場なので、しっかり自分の力を出し切れば全勝できる可能性もあると思うので全力でがんばります」

9月の全日本社会人大会ではシングルスの 永田萌恵 が、元日本代表を破るなどチーム全体の底上げもできました。

下田菜都美 監督
「去年は目標は『トップ4』というふうにお伝えしていたんですけど、どちらかというと、なれたらいいなという “願望” であったんですけど、今年度はこれを全員が “自信” を持って言えるようになったことが去年よりもレベルアップできたことかなと思いますし、しっかりとトップ4を目指して全員で一枚岩になってがんばっていきたいなと思っています」

― S/Jリーグは、SとJの2つのブロックリーグに分かれ、6チーム総当たりで上位2チームがトップ4入り、決勝トーナメントで優勝を争います。過去最高が5位の広島ガスはトップ4に入れば、歴史を塗り替える快挙となります。

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