4日午前7時、広島カープの選手たちが続々と天福球場(宮崎・日南市)へ。
スタートした秋季キャンプの参加メンバーは、若手を中心とした34人の選手と4人のドミニカ練習生、総勢38人。
天候にも恵まれ、午前中から気温20℃を超えたグラウンドで、野手陣はバットを振り続けます。
一方、投手陣は、秋季キャンプ初日から続々とブルペンに入りました。選手一人ひとり課題を持って取り組む秋―。
今シーズン、開幕1軍スタートをするも、2軍で過ごす期間が長かった 大道温貴 は、黒田博樹 球団アドバイザーから助言を得ながら、武器であるストレートの質を高めていきました。
広島カープ 大道温貴 投手
「(黒田アドバイザーから『フォームにメリハリがない。力んだ中で力んだボールが来ているんじゃないか』というアドバイスだったので。このキャンプで13日間しかないですけど、たくさん会話して中で来年の春につながるようにがんばっていきたいと思います」
シーズン最終戦に1軍初登板を果たした 髙太一 は、手応えを得た、ストレートではなく、課題である決め球の精度を高めようと大胆な練習法に取り組んでいました。
広島カープ 髙太一 投手
「(みやざき)フェニックス(リーグ)でも失敗ありきぐらいでフォークボールだとかカーブとか、自分の中でもあまり自信のない、精度の悪い球というのをけっこう投げ続けてきたので、この実戦は “ほぼ、その2球種しか投げない” くらいで極端にやっていきたいなとは思っています」
そして、あす5日の侍ジャパンとの練習試合に先発予定の 常廣羽也斗 は、自身の投球について細かい分析をしながら、登板に備えてブルベンでの時間を過ごしました。
広島カープ 常廣羽也斗 投手
「(試合で)バッターに投げる機会もたくさんあるので、それまでにブルペンとかでいい準備をして試合で投げて、結果をまた考えていく、いい繰り返しができるようにしていきたいなと思います」
午後も打撃中心の練習を行った野手陣。新井監督が掲げる “練習の質と量” をどちらも追い求める “鍛錬の秋” が始まりました。
天谷宗一郎 さん
そうですね。全体練習が終わって、ここから個別練習だったら、けっこう長いキャンプに…
青山高治 キャスター
そうですね。もう午後4時前ですから。
天谷宗一郎 さん
たぶん、くたくただと思います。秋ってすごく力になるキャンプなんです。やれば、やるだけ。なので充実したキャンプを初日から表情を見ていると伝わってきます。
田村友里 キャスター
ここから居残り練習?
天谷宗一郎 さん
だと思うんです。まだまだ帰っていく様子はないですし。
青山高治 キャスター
若いメンバーにとってはなによりのアピールの場になるわけですよね。
天谷宗一郎 さん
秋のキャンプでアピールすれば春のキャンプにつながりますし、春のキャンプはシーズンにつながっていきますから、この秋のキャンプをムダにしてほしくないですし、わたしも秋のキャンプで自信を得た次のシーズンというのはけっこういい成績を残せていたので…
青山高治 キャスター
なるほど。それぐらい、個々人にとっても大事な時季になってくるんですね。
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