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来週から始まるパリオリンピック出場をかけたアジア最終予選。連日、内田篤人さんが若き日本代表の注目選手を紹介していきます。題して「マン・オブ・ザ・ウッチー」。今回の選手は“攻守の要”です。

■注目プレーは「奪える つなげる ジョエル」

今回、みなさんに覚えてもらいたい選手は、シントトロイデンの藤田譲瑠(じょえる)チマ選手(22)です。

リーダーとしてこの世代を引っ張ってきた藤田選手は、去年7月にJリーグ横浜F・マリノスからベルギーへ移籍。ナイジェリア人の父を持つ、とても明るい選手です。

そんな藤田選手の覚えてほしいプレーは、「奪える つなげる ジョエル」です。

A代表の遠藤航選手(31)と同じポジションで、プレースタイルも似ています。相手からボールを奪える選手です。

危険な位置を察知し何度もボールを奪うので、解説を担当した僕も思わず感心してしまいました。

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■もう一つの武器「バランスをとる」

■もう一つの武器「バランスをとる」

この奪える藤田選手には、もう一つの武器があります。

藤田選手
「前線の選手とディフェンスラインの選手をつなぐ役割であるので、バランスをとるところが、自分の武器かなと思います」

バランスをとるのがうまい藤田選手は、チーム全体がボールを円滑につなげるように、正しい位置に動いてパスを回します。後ろから前へボールをつなげることを得意としています。そして、視野が広く味方の動きを逃しません。

内田さん
「僕が引退してすぐ、ロールモデルコーチにつかせてもらったU-20日本代表にジョエル選手はいました。トレーニングの意図をくみ取り、周りに伝え、チーム全体のレベルを引き上げられる選手です」 藤田選手
「すべての試合に勝って優勝するつもりでいるので、そこは期待してもらいたいなと思います」

(「報道ステーション」2024年4月11日放送分より)

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