《セ・リーグ》
《パ・リーグ》
注目
ことしの特徴は?
▽ピッチャー:巨人の菅野智之投手が4年ぶり5回目の受賞。▽キャッチャー:26年ぶりの日本一を達成したDeNAの7年目、山本祐大選手が初受賞。独立リーグ出身の選手が受賞するのは初めてです。▽ファースト:巨人の岡本和真選手が初受賞。岡本選手はサードで2回受賞しています。▽セカンド:巨人の吉川尚輝選手がセ・リーグ最多となる232票を集めて、8年目で初めて受賞しました。▽サード:巨人のベテラン、坂本勇人選手が初受賞。坂本選手はショートでこれまでに5回受賞しています。▽ショート:広島の4年目、矢野雅哉選手が初受賞となりました。▽外野手:▼広島の秋山翔吾選手がセ・リーグで初めて、パ・リーグでは西武時代に6回受賞しています。▼中日の5年目、岡林勇希選手が3年連続3回目。▼阪神の近本光司選手が4年連続4回目の受賞です。セ・リーグは9人中6人が初受賞となったほか、リーグ優勝を果たした巨人から4人が選出されました。
▽ピッチャー:ソフトバンクのモイネロ投手が初受賞▽キャッチャー:ソフトバンクの甲斐拓也選手が2年ぶり7回目の受賞です。▽ファースト:ソフトバンクの山川穂高選手が11年目で初受賞。▽セカンド:楽天の5年目、小深田大翔選手が初受賞。▽サード:ソフトバンクの10年目、栗原陵矢選手が初受賞。▽ショート:西武の源田壮亮選手が7年連続7回目の受賞となり、パ・リーグのショートでの最多受賞に並びました。▽外野手:▼フライなどで打者をアウトにする「刺殺」の数で1シーズンでの外野手のプロ野球記録を更新した楽天の辰己涼介選手がパ・リーグ最多の220票で4年連続4回目。▼ソフトバンクの周東佑京選手が7年目で初受賞。▼日本ハムの万波中正選手が2年連続2回目の受賞となりました。パ・リーグでは5人が初受賞となったほか、4年ぶりのリーグ優勝を果たしたソフトバンクから球団別では最多の5人が選ばれました。
「ゴールデン・グラブ賞」の表彰式は今月28日に都内で行われます。
ことしのゴールデン・グラブ賞は初受賞がセ・リーグが最多に並ぶ6人、パ・リーグが5人の合わせて11人と半数以上にのぼりました。
【キャッチャー】キャッチャーでは、当時のBCリーグ、滋賀ユナイテッドからドラフト9位でDeNAに入団した7年目の山本祐大選手が初めて受賞しました。DeNAのキャッチャーの受賞は前身の横浜時代の1998年の谷繁元信さん以来、2人目で独立リーグ出身者としては両リーグ合わせて、初受賞となりました。
【セカンド】セカンドで選ばれた巨人の吉川尚輝選手は以前から、広い守備範囲と堅実なプレーが魅力でその守備力は高く評価されていましたが、セカンドではおととしまで10年連続で受賞していた球界屈指の名手、広島の菊池涼介選手が立ちはだかっていました。それでも今シーズンは初めて全試合に出場して守備機会でエラーをしなかった割合を示す「守備率」は9割9分4厘と、セカンドでは両リーグトップの成績を残し、その守備力で4年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献し、8年目にして念願だったゴールデン・グラブ賞を初めて手にしました。
【ショート】広島ではセカンドの菊池選手が受賞を逃したものの、一緒に二遊間を組む矢野雅哉選手が初受賞を果たしました。「守備職人」として数々の好プレーを見せ、今シーズンは課題のバッティングでも成長を見せたことで出場機会を勝ちとったことも受賞の一因となりました。
このほか、ファーストでは巨人の岡本和真選手、サードでは同じく巨人の坂本勇人選手がポジションをコンバートされた最初のシーズンでいずれも初めて受賞しました。岡本選手はサードで2回、坂本選手はショートで5回の受賞経験があり、ポジションの変更にも適応する高い守備力を示した形となりました。
【ピッチャー】パ・リーグではピッチャーがわずか1票差という大激戦となりました。先発転向1年目で初受賞となったモイネロ投手とロッテの小島和哉投手はいずれも守備率が10割とエラーはなく堅い守備を見せていましたが、小島投手は1票差で惜しくも初受賞を逃しました。
また、ソフトバンクからは初受賞4人を含む球団別で最多の5人が選出されました。強力な打線が注目されがちな中、圧倒的な強さでのリーグ優勝を支えたエラー数両リーグ最少の守備力が投票に反映される結果となりました。
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