【台北共同】大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手が史上初の「50本塁打、50盗塁」を達成した際の本塁打ボールの特別展が13日、台湾で最も高いビル「台北101」(台北市)の89階にある展望台で始まった。台湾のほか日本からも大谷選手のファンが訪れ、興奮した様子だった。

 特別展は「夢想高飛(夢は高く飛ぶ)」と題し、来年3月2日まで開かれる。439万2千ドル(約6億8千万円)でボールを落札した台湾の投資会社が台北101に無償で貸し出したという。

 特別展の開始式では、日本台湾交流協会台北事務所の片山和之代表(大使に相当)があいさつ。台湾で野球が人気スポーツであることを念頭に「台湾の子どもたちに将来の夢と希望を与え、日本と台湾の交流を深めるきっかけになることを希望している」と話した。

 愛知県豊田市から観光で訪れた小木曽圭子さん(46)は「今シーズンは記録が伸びるたびに興奮した。ボールを目の当たりにでき、本当に感動です」と喜んでいた。(共同通信)

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