陸上・やり投の北口榛花(26、JAL)が冬季練習再開にあたり、14日に都内のナショナルトレーニングセンターで合同取材を行った。

パリオリンピック™でトラック・フィールド種目に日本女子として初の金メダルをもたらした北口は、約1か月半ほどの休養を経て、11月1日からトレーニングを再開。

オフ期間は、地元・北海道でのパレードや母校訪問などを行い、ファンとの交流の機会が多かった北口。「遠方から来てくれた方もいて、たくさんの人に応援してもらったと実感した。金メダルの喜びをみなさんと共有出来て良かった」と話した。

30分ほど公開された練習では、ストレッチやジョグ、軽い動きづくりで汗を流した。今は有酸素系のトレーニングが多く、体操やバドミントン、水泳なども強度の高い自重トレーニングの一環として取り入れているという。

今後の冬季練習のプランについては、「自分は体の柔らかさが強みなので、料理と一緒で強火で焼き過ぎないように、自分の体を焼き過ぎないようにというか…。トレーニングの強度と火加減を間違えないように、一年間じっくりコトコトやっていけたら」と笑顔をみせ、報道陣を笑わせた。

来年9月に行われる東京2025世界陸上、北口にとっては連覇がかかる。「まずはアジア記録(67m98)を目標に。ゆくゆくは70mを目指したい。今までお世話になった方々がより会場に足を運びやすくなるんじゃないかなと思う。たくさんの方々が足を運んでくれたら嬉しい。その中で良い投てきを見せたい」と、母国開催への思いを語った。

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