北口選手は、ことし8月に行われたパリオリンピックの陸上女子やり投げで、女子のフィールド種目として日本選手初のメダルとなる金メダルを獲得したほか、9月の世界最高峰の大会「ダイヤモンドリーグ」の年間の上位選手が出場する最終戦=ファイナルで2連覇を達成しました。

北口選手は1か月半ほどのオフシーズンを終えて今月から来シーズンに向けて練習を再開し、14日は東京 北区の「ナショナルトレーニングセンター」で報道陣に公開しました。

北口選手は今後3か月ほどは体操や水泳などの練習も取り入れながら基礎体力の向上を図ったうえで、来年2月以降にやりを投げ始める予定で、14日はストレッチをしたあとランニングなどを行っていました。

北口選手は練習前の取材に対して「たくさんの人にお祝いしていただいた。特に地元でのパレードは多くの人に来ていただき、金メダルの喜びを共有できた」と充実したオフシーズンを過ごしたことを話しました。

そのうえで、来年9月に東京で開かれる世界選手権を見据えて「アジア記録を目標に、ゆくゆくは70メートルを目指したい。満員になった国立競技場を見たいので、大会を楽しみに頑張りたい」と話していました。

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