【NHKプラスで配信】ニュースウオッチ9 芝田山親方の解説 配信期限 :11/21(木) 午後10:00 まで↓↓↓こちらで見られます↓↓↓

元横綱 大乃国の芝田山親方が解説

大の里 上り調子になっていく

そのほかの大関陣では、新大関の大の里と琴櫻が1敗を喫しています。

大の里は4日目に阿炎に敗れましたが、5日目は初日から4連勝と好調の熱海富士を相手に“らしい相撲”ができていて、心配はないとみています。

「熱海富士が左の上手を取りに行って手がかかったが、大の里は右の下手を引いてそのまま前に出ていった。出ていくことによって熱海富士の上手が切れて、そのまま前に出て押し出した。大の里の右の差し手からの攻めが十分にみられた“らしい相撲”だった。とくに前日の負けの後遺症が残っているような取り口ではなかったと思うし、先場所土俵際で勝利を収めた熱海富士にしっかりと勝負をつけたので、上り調子になっていくと思う。序盤を4勝1敗ということで、変なプレッシャーもだいぶ薄れてくるのではないか」

熱海富士 上位陣にとって怖い存在

さらに、芝田山親方が注目したのは、大の里に敗れた前頭3枚目の熱海富士。ここまで落ち着いた取組を見せていて、期待感を示しています。

「4日目はしぶとい翔猿に対して自分から仕掛けることなくじっと辛抱して、自分が攻められるような攻めどころを見つけて寄り切った。非常に落ち着いた取組をしていて、上位陣にとっては怖い存在だと感じている」

今後の展望 大関陣が引っ張っていけるか

最後に中盤戦への展望をうかがいました。

親方は横綱が不在のなか、三大関がどこまで勝ち星を積み重ねていけるかに注目しています。

「今場所は横綱・照ノ富士が休場ということもあり、大関陣が先頭を引っ張っていくということが望ましい。琴櫻も1敗はしているが、後遺症もなくいい相撲を取った。中盤にかけてどうなるかわからないが、今場所は大関陣が好調さを保っているので、このまま行ってもらいたいと思っている」

28年ぶりに15日間の全日程で入場券が完売となった九州場所。さらなる土俵の盛り上がりに期待です。

芝田山親方の経歴

元横綱 大乃国の芝田山親方は、200キロを超える体重を生かした右四つの相撲を持ち味に2回の優勝を果たし、昭和62年に横綱に昇進しました。

翌63年の九州場所の千秋楽では、当時の戦後最多となる横綱 千代の富士の連勝を「53」で止め、昭和最後の歴史的な一番を締めくくりました。

現役を引退したあとは日本相撲協会の広報部長や事業部長を歴任しています。

甘いもの好きな「スイーツ親方」としても、多くのファンの人気を集めています。

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