花園が舞台の全国高校ラグビー。全国制覇の夢に向け、尾道高校ラグビー部が、17日(日)、まずは広島県大会の決勝に挑みます。
尾道高校ラグビー部 田中春助 監督
「チームのモットーとしてもことしは “POWER TEN” というのを掲げているんですけど、110%の力で全力でやり続けるということを掲げているので、そういった選手たちが多いのも事実ですし、そういった雰囲気で練習に取り組めているかなと思います」
18年連続19回目の全国大会出場を目指す、尾道高校ラグビー部。田中春助 監督が就任して6年目。年々、部員を増やし、今や110人の大所帯となった尾道高校ラグビー部。部員をまとめる 上田恭悠 主将は…
尾道高校ラグビー部 上田恭悠 主将(FL)
「去年よりまとまっているというか、”個々” っていうよりは ”チーム” という感じのチームだというふうに感じております」
2年前から全体メニューに取り入れたきつい筋トレ。笑顔で盛り上がりながら全員が声を出して全力で取り組んでいます。
上田恭悠 主将(FL)
「人を動かす前に自分を動かそうっていうふうな…。不器用なので、自分をリードして、それに対してついてきてもらおうというふうに考えて行動するようになりました」
ここ数年、強化している、全員ですばやく前に詰める ”シャローディフェンス” は、ことしも健在。高校日本代表候補の 有賀啓悟 が、攻撃の核としてFW陣を引っ張ります。
尾道高校ラグビー部 有賀啓悟 選手(PR)
「ことし、パワーアップしたことはまずボールを持ってしっかり相手にぶつかることかなと思います」
尾道の伝統、ボールを動かすラグビーの司令塔スクラムハーフは、2年生の 赤迫周琉 が務め、正確なパスを供給します。
尾道高校ラグビー部 赤迫周琉 選手(SH)
「ディフェンスからターンオーバーをして速いテンポでトライまで行くっていうのをやっていて、その早いテンポになるっていうのをぼくがスクラムハーフとしてテンポを作れるように意識はしています」
その上で、初戦で敗れた前回の全国大会の反省を生かし、チームとして勝つために必要な、立ったままボールを運ぶモールの練習も強化しました。
さらに中盤では無理せず、キックで陣地を確実に進める戦法を取り入れました。その重要なキッカーは、広島県竹原市出身の 堂免遙生 が担います。
尾道高校ラグビー部 堂免遙生 選手(FB)
「キックの精度と飛距離は誰にも負けないと思っています。チームを前に前に持って行くのが役割だと思っています」
上田恭悠 主将(FL)
「感動して次の試合も見てみたいなというふうに思えるような試合をするっていうのが目標で、その先に日本一があるというふうにぼくたちは目標としてやっていっています」
17日の決勝戦の模様はRCC公式アプリIRAWで生配信します。また、試合のダイジェストはRCCテレビで20日深夜に放送します。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。