JRFU(日本ラグビーフットボール協会)は、11月16日にフランス・シャンベリー市のシャンベリー・サヴォワ・スタジアムで行われる「リポビタンDツアー2024」ウルグアイ代表戦に臨む日本代表の試合登録メンバー23人を発表しました。

 11月9日に行われたフランス代表戦では、前半にフィジカルで圧倒されて大差をつけられた日本代表。ワールドランキングではウルグアイは日本よりも格下で、今回の試合は勝利が求められています。エディー・ジョーンズHCが「我々のフォーカスはランキングではない。チームとして日々いかに向上できるか、日々いかに進化できるかにフォーカスしている」と答えたように、2027年のワールドカップを戦うスコッドを構築するうえで、前に進んで行くために必要と指揮官が考えるメンバーが選出されました。

 メンバーには、フランス代表戦の後、けがの影響で離脱した選手に代わって期待される若手選手や、日々の練習・トレーニングでパフォーマンスを残している選手を抜擢。FW陣では、第1列で期待の若手選手、23歳の為房慶次朗選手が先発。フランス代表戦に先発した竹内柊平選手は、次週のイングランド代表戦に向けて待機することが明かされました。第3列では、FLでファカタヴァ アマト選手が先発に復帰。途中から出場したフランス代表戦で負傷したテビタ・タタフ選手が務めたNO8には、姫野和樹選手が入りました。

 BK陣では、SOにフランス代表戦でハムストリングを痛めて代表から離脱した立川理道選手に代わって、途中出場でしっかりとしたパフォーマンスを残した松永拓朗選手が先発。SHでコンビをくむ齋藤直人選手が、立川選手に代わってキャプテンを務めます。そのほかWTBには、練習中に軽いけがをした長田智希選手に代わって、指揮官が「ずっとハードなトレーニングに取り組んできた。個人のスキルトレーニングにもしっかりとハードに向き合っている」と評価した濱野隼大選手が、先発出場のチャンスをつかみました。

 キャプテンを務める齋藤直人選手が「練習からいい集中力といいインテンシティーで臨めている。(SOの松永選手とも)ハーフ団でいろんな状況を想定しながらいい準備ができている。ウルグアイはフィジカルが強い相手だが、まずはそこを対等に戦うこと。そのうえでアタックに関しては、自分たちの形をどれだけ精度高く出せるかが大事だと思っている」と語ったように、強化を進める中で勝利が必要とされるウルグアイ代表戦。エディーJAPANの進化の過程を証明する戦いが始まります。


【試合登録メンバー(23人)】◎=キャプテン 〇=副キャプテン
1  岡部崇人(横浜キヤノンイーグルス)
2 〇原田衛(東芝ブレイブルーパス東京)
3  為房慶次朗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
4  エピネリ・ウルイヴァイティ(三菱重工相模原ダイナボアーズ)
5  ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)
6  ファカタヴァ アマト(リコーブラックラムズ東京)
7  下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス)
8  姫野和樹 (トヨタヴェルブリッツ)
9 ◎齋藤直人(スタッド・トゥールーザン※フランス)
10 松永拓朗(東芝ブレイブルーパス東京)
11 濱野隼大 (コベルコ神戸スティーラーズ)
12 シオサイア・フィフィタ(トヨタヴェルブリッツ)
13〇ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
14 ジョネ・ナイカブラ (東芝ブレイブルーパス東京)
15 マロ・ツイタマ (静岡ブルーレヴズ)
16 松岡賢太(コベルコ神戸スティーラーズ)
17 森川由起乙(東京サントリーサンゴリアス)
18 オペティ・ヘル (クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
19 サナイラ・ワクァ (花園近鉄ライナーズ)
20 アイザイア・マプスア(トヨタヴェルブリッツ)
21 藤原忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
22 ニコラス・マクカラン (トヨタヴェルブリッツ)
23 梶村祐介 (横浜キヤノンイーグルス)      

【試合日程】
対戦:日本代表vsウルグアイ代表
日程:11月16日(土)
   現地時間午後2時30分(日本時間午後10時30分)KO
会場:シャンベリー・サヴォア・スタジアム

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