第3回となる野球の国際大会「プレミア12」は、世界ランキング上位の12の国と地域が参加して行われていて、6チームずつ2つのグループに分かれて総当たり戦を行い、上位2チームが2次リーグに進みます。
井端弘和監督の下、大会連覇を目指す日本は、オーストラリア、韓国、台湾、それにキューバに4連勝してすでに1位での1次リーグ突破を決めていて、今夜の最終戦でドミニカ共和国と対戦しました。
台湾で行われた試合は雨が降る中で始まり、日本は、2対2の同点の5回、ノーアウト一塁二塁のチャンスをつくり、5番を打つソフトバンクの栗原陵矢選手と続く広島の坂倉将吾選手の連続タイムリーなどで3点のリードを奪いました。
打線は終盤に力を発揮し、9回には打者11人の猛攻で5点を奪って突き放しました。
一方、投手陣は、先発した巨人の戸郷翔征投手が4回2失点、2人目の巨人、井上温大投手が2回1失点と安定感を欠き、課題を残しましたが、終盤は西武の隅田知一郎投手など3人のピッチャーがいずれも無失点と好投し、11対3でドミニカ共和国に快勝しました。
日本は1次リーグを5戦全勝で終え、今月21日から東京ドームで始まる2次リーグに弾みをつけました。
2次リーグは、日本、台湾、ベネズエラ、アメリカの4チームが総当たりのリーグ戦を行い、上位2チームが24日に行われる決勝に進むことになっていて、日本は第1戦でアメリカと対戦します。
井端監督「2次リーグ 日本らしい試合を」
ドミニカ共和国に快勝し、1次リーグを5連勝で終えた日本の井端弘和監督は「きょうも雨が降り、コンディションが悪い中でも選手たちがよくやってくれた。投手陣もみんなでつないで最少失点で切り抜けてくれた」と振り返りました。
一方、エラーが2つ出た守備について「少しミスが目立ったので次に向けて修正してやっていかないといけない」と話していました。
そのうえで21日から始まる2次リーグに向けて「日本らしくつないで点を取ってピッチャーでふんばって勝つという試合をやっていきたい」と意気込みを示していました。
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