大会は世界ランキング上位の選手で争われ、男子シングルスで世界7位の張本選手は23日の準決勝で世界2位の中国の選手をフルゲームの末に破って決勝に進みました。

24日の決勝ではパリオリンピック、混合ダブルスの金メダリストで世界1位の中国の王楚欽選手と対戦しました。

張本選手は第1ゲーム、王選手の強力なフォアハンドとコースを正確に突くバックハンドのコンビネーションに苦しみ、試合開始から10連続でポイントを奪われ、2対11で落としました。

続く第2ゲームはカウンター攻撃などでポイントを重ねて、一時はリードしましたが、その後は王選手のバックハンドに対応できずに逆転され、8対11で奪われました。

張本選手は第3ゲーム、第4ゲームも相次いで落とし、ゲームカウント0対4のストレート負けで準優勝でした。

張本智和「なすすべがなかった」

張本智和選手はストレート負けした決勝を振り返り「完敗でなすすべがなかった。僕の一番の武器であるチキータを狙われて手の届かないところに打たれてしまった」と話しました。そしてパリオリンピックに出場したこの1年について「オリンピックでメダルは取れなかったが、体や気持ちが疲れていても全力で卓球に取り組むことができた1年だった。まだ勝てていない選手がたくさんいるので、全体的にレベルアップしていきたい」と話していました。

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