五所川原市出身の尊富士は、3月の大相撲春場所で、新入幕力士として110年ぶり、青森県出身力士としても27年ぶりとなる優勝を果たしました。

この功績から県褒賞が贈られることになり、1日、尊富士と師匠の伊勢ヶ濱親方などが県庁を訪れました。

この中で宮下知事は「県民に感動と歓喜をもたらしてくれたことに心から感謝と敬意を表したいと思う。尊富士の活躍で青森県が相撲王国として復活することを期待している」と祝いのことばを述べ、尊富士に褒賞を授与しました。

これに対し尊富士は、「青森県の皆さんでつかみ取った優勝だと思う。これからも皆さんに勇気と感動を与えられるような相撲を取り続けたいと思う」と県民への感謝の気持ちを述べました。

県によりますと、青森県出身の力士に県褒賞が贈られるのは9人目で、尊富士の師匠で元横綱 旭富士の伊勢ヶ濱親方が34年前に受賞して以来だということです。

授与式のあと尊富士は、「師匠と同じ賞をもらえたことを誇りに思っている。たくさんの人におめでとうと言っていただけたので、この後のパレードでは『ありがとう』と伝えたい」と話していました。

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