日本野球機構(NPB)とスカパーJSAT株式会社が27日、「スカパー ! ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞」の受賞選手を発表しセ・リーグ長岡秀樹(23、ヤクルト)と小川龍成(26、ロッテ)が表彰後、トークショーに参加した。ゲストには日米野球界で活躍した上原浩治氏(49)が登場し、両受賞選手と和やかな雰囲気の中、質問コーナーなどが行われた。

冒頭で長岡と小川の印象について上原氏が問われると「(長岡は)ヤクルトの中心選手になっていってもらえると困る選手ですから頑張って欲しい」と期待を込めたコメント。小川については「初めて正直お会いしまして…そんなにやっぱ体は、ごめんなさい僕の方が大きいので…」と会場に笑いが起きるも「自分の持ち味を出して、頑張って欲しい」と小川にも期待を寄せた。

2009年に制定され今年で16年目を迎える本賞は今シーズンの月間「スカパー ! サヨナラ賞」受賞プレーの中からファン投票で最多得票を獲得したプレー(セ・パ1プレーずつ)を年間大賞とし受賞選手を決定する。

「どんな小さい賞でも貰えれば嬉しいです。それが何個も何個もあればまたやりがいというのも出てきますから」と話す上原氏。ファン投票により決まる年間大賞について長岡は「すごく嬉しいですし、この映像見させてもらって、いや僕よりすごい皆さんバッティングされてたんで僕選ばれていいかな…」と謙虚な姿勢。小川は「本当に僕なんかこんな賞取れるとは思ってなかったので本当に嬉しいです。こういったセーフティという形で決められたのはファンの皆さんの印象に残ったのかなと思うので、本当にそういったところを選んでいただけて本当に嬉しい」と笑顔を見せた。

小川は自身の一打について問われると「ちゃんとしたサインは出てないんですけど、ベンチで準備してるときに、金子誠コーチ(49)から、吉井理人監督(59)の伝言で、こういうのもあるじゃないかって。セーフティがちょっと確率高いかなと思って」と意表を突いたサヨナラセーフティスクイズの裏側を振り返った。

質問コーナーでは来場者の中から受賞した2人に対しての質問を募集し、上原氏が抽選で引き当てたものを読み上げた。長岡には『好きな食べ物』と『勝負飯』についての質問が読み上げられ「(好きな食べ物は)最近はアスパラベーコン」「(勝負飯は)麺類ですね。試合前に必ずうどんだったり、麺類を食べるので麵系だと思います」と話した。

小川への質問は『いい結果が出ないときの気持ちの切り替え方』。これについて小川は「最初から良い結果が出ると思ってないので、良い結果が出なくて当たり前っていうぐらいの感覚です」「期待したり、欲が出ると力んでいい結果出ないのでいい結果でたらラッキーって感じです」と自身が持つ感覚について語った。続く『試合前によく食べるものは何ですか』という質問には「僕も(長岡と)一緒で麺類ですね、基本的には何も乗っけずに。味噌ラーメンが好きです」と笑顔で明かした。

最後に来シーズンの抱負について聞かれると長岡は「優勝、日本一できるように2年連続5位という悔しい結果で終わってしまってるので、優勝目指して頑張りたいと思います。個人的にはキャリアハイを目標に頑張りたいと思いますので、ご声援よろしくお願いします」と力強く話した。

小川は「来年はレギュラー取って1年間自分が試合で活躍して、チームが優勝できればと思うので、そこを目指して頑張りたいと思います」と来季の活躍を誓った。

上原氏からは「(長岡選手は)これから10年ショートでフル出場できるように頑張ってほしいなと思いますし小川選手はまずはレギュラーをしっかり取って、1年間怪我なくやってほしいなと思います」と激励の言葉が贈られた。

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