巨人は11月30日、東京ドームでファンとの交流イベントを開き、イベントの最後に球団創設90周年の記念セレモニーが行われました。
この中では「V9」時代の往年の名選手など123人のOBがグラウンドに登場し、最後に歴代の監督が紹介されました。
王さんや前監督の原辰徳さんが紹介され、最後に車いすに乗った長嶋さんがグラウンドに現れると、会場からは大きな歓声が沸き起こり、長嶋さんは左手をあげて応えていました。
そしてホームベース付近で王さんと力強く握手を交わしました。
このあと長嶋さんは就任1年目でチームを4年ぶりのリーグ優勝に導いた阿部慎之助監督や岡本和真選手と会話を交わすなど元気な姿を見せていました。
長嶋さんは2022年9月、自宅で転倒して脳内に出血が見つかり、現在も都内の病院に入院して治療とリハビリを続けていて、シーズン中、選手の激励に訪れることはありますが、公の場に姿を見せたのは2024年6月にチームの練習を視察して以来、およそ5か月ぶりです。
長嶋さんは「深い思い入れのあるドーム球場で、王会長はじめ、巨人軍の歴史を築き上げてこられた方々との再会に胸が弾みました。球団創立90年の重みを改めて実感するとともに、巨人軍、そして野球界の明るい未来を願わずにはいられません」と球団を通じてコメントしました。
一方、11月30日のイベントではドラフト会議で指名された育成選手を含む11人がファンに紹介され、選手たちが意気込みを述べました。
このうちドラフト1位で指名された埼玉の花咲徳栄高校の石塚裕惺選手は「ジャイアンツは小さい頃からファンだった球団だ。たくさんの記録を残して多くのファンの記憶に残るような選手になりたい」と活躍を誓っていました。
阿部監督は「すばらしい素材を持った選手たちを温かく見守っていただきたい」とファンに呼びかけていました。
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