31歳のスネル投手は160キロに迫るストレートと鋭い変化球が武器の左ピッチャーで、レイズで21勝をあげた2018年のシーズンと、パドレスで14勝をあげた昨シーズンのあわせて2回、サイ・ヤング賞に選ばれています。

ジャイアンツでプレーした今シーズンは、けがの影響などで序盤は調子が上がりませんでしたが、8月2日のレッズ戦で自身初のノーヒットノーランを達成して初勝利をあげると、最終的に5勝3敗、防御率3.12、145奪三振の成績を残しました。

シーズン終了後にFA=フリーエージェントとなっていましたが、30日、ドジャースが5年契約を結ぶことで合意したと発表しました。

球団によりますと契約の総額は1億8200万ドル、日本円でおよそ273億円だということです。

また、この契約についてアメリカメディアは総額のおよそ3分の1が後払いになると伝えていて、チームは去年の大谷選手の契約と同様の方法で、全体の年俸の総額をおさえた形で契約をまとめました。

ドジャースは今シーズン、終盤に先発投手陣にけが人が相次ぎ、ワールドシリーズは制したものの、ローテーションは山本投手など3人の先発投手と、リリーフで短いイニングをつなぐ“ブルペンデー”で乗りきる苦しい状況で、このオフは、シーズンを通して戦い抜ける先発投手の補強が課題の1つとなっていました。

実績のあるスネル投手の獲得に加え、ピッチャーとしての復帰を目指す大谷選手やシーズンの途中まで先発の軸だったグラスナウ投手が順調に回復すればリーグ随一のローテーションとなりそうです。

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