■関東大学ラグビー対抗戦 早稲田大学-明治大学(1日、東京・国立競技場)
関東大学ラグビー、通算100度目の対戦となった“早明戦”は、早稲田が27-24で明治に勝利、対抗戦を7戦全勝で締めくくり、6年ぶり36度目の優勝を飾った。尚、全勝での優勝は17年ぶりの快挙となった。
早稲田はここまで6戦全勝の1位。対する明治は5勝1敗で3位。早稲田が勝てば6年ぶり36度目の優勝となる。一方、明治が優勝するには、早稲田に3トライ差以上をつけ、さらに26点差以上での勝利が求められる。
早稲田は前半13分、マイボールラインアウトからCTB福島秀法(3年)がディフェンスラインの穴を突き抜け出すと、FB矢崎由高(2年)にボールが渡りさらにゲイン、そこから左に展開し、最後は主将の佐藤健次(4年)が左隅に飛び込みトライを奪い、5-0と先制する。
その5分後、明治の重量FWにモールを押し込まれトライを許すと、28分にも同じようにモールの圧力に屈しトライを奪われ、5-10と逆転される。それでも終了間際、明治陣内5mスクラムから、WTB田中健想(1年)にボールが渡り、そのまま突破してトライ。ゴールも決まり、12-10と再逆転して前半を終えた。
後半の序盤、明治にトライとゴールを許し、12-17とリードされる早稲田。しかし、その後、明治のお株を奪うモール攻撃から、またも主将の佐藤が飛び込みトライ、17-17の同点に追いつく。
21分には、FW、BK一体となった連続攻撃から、矢崎が明治のディフェンス3人を引きずりながらトライを奪いトライを決める。ゴールも成功し、24-17と7点のリードを奪う。これで流れは早稲田に傾き、相手反則からペナルティゴールも成功し、27-17とリードを広げる。終盤、明治にトライを許したものの、早稲田が3点差で逃げ切った。
*写真は、前半トライを決めた佐藤健次主将(4年)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。